ダメな人なんかいない

そろそろ本当に前向きになりたいです。

今まで、前向きになるために、何か自分の糧にするために色んなことを考えてきたつもりだったけど、実際に糧になることよりも考えている時間に自分の中にこもる時間が好きだったような気がしています。


誰もよせつけないで、自分の考えを極める、だれとも共感できない世界だけどそんな自分に肯定感を持っていたり、特別感を持っていました。

ここ数年、とくにその特別感を極めてきたけど、他者との中で磨かれたものじゃないと世間ずれしていることと、人とうまくやっていくために考えているはずが、結局孤立感から逃れられていません。

こんな私でもとくにこっちから意識しなくても人が寄ってきたり、自分を貫く中で築ける関係があったので

今更誰かに媚びたり気に入られようとするのは嫌だと思いますが、

社会の中での自分を振り返ると、全然周りが見えない個人プレイな面倒な人だった気がします。

1人でいられる強さとか、周りに流されない自己は持っていてもいいとして、それを社会の中でうまくぼかしたり、必要な時だけ主張するといいのかなぁと思います。

今朝テレビで見たアイドルグループも、一人一人にそれぞれ個性があるにしても、常に個性だけで勝負しようとしていては浮いてしまうように感じました。

グループの中での役割をもつことや、長所だけで勝負しようとするのではなく、短所を克服することが社会の中で生きていくには必要かもしれません。


私は今まで、社会の中で生きるために必要としていた自分の存在や価値観を肯定する力が、実はだいぶ邪魔をしていたのかもしれません。

そんなわたしを、そういうもんだと受け入れてくれた職場や友達もいましたが、何を大切にしたらいいか分からない私には、そのありがたさや優しさを当たり前のように感じたり、自分の力だと勘違いしてきました。


自分に合う場所は、受け入れてくれるかくれないかで極端に振り分けてきました。自分に合わせる能力がない分、その場所はどんどん限られてしまっていました。


このままではだめだと思い、今までとは逆にまわりに合わせようと思って今度は必死に取り繕った時期もありました。

うまく合わせられない自分がダメだと思い、社会の普通を自分に当てはめようとして、今までと別人くらい自分の主張を抑えたりもしました。個性を殺して、空気になろうと、私がいてもいなくても代わらないくらいの存在になろうと誰にも影響を与えない生き方が楽なのかもしれないと思ったりもしました。

すると、誰にも大切にされない、誰とも関係が築けない、存在感の薄い何を言ってもいい人になってしまったような気がします。

本来のわたしは、自分の主張と個性を自信としてやってきたので、その主張と個性をなくすことは、自分の自信や生き方を見失ったような感じでした。


私の自信はなくなったように感じていましたが、

社会の中での自分と、本来の自分を切り分けたとき、今までと変わらず自分の中にありました。

社会を通して見た自分はうまく適応できない部分や、一般的な知識や常識が足りない部分がたくさんありますが、それはあくまでも社会の中での自分という自分の中の一部で、

私が持っている本来の自分は、今まで積み重ねてきた経験や、考えの中にあるおおざっぱで楽観的で、たまに責任感のある変わらない主張と個性でした。


社会の中での自分は、本来の自分を肯定したうえで、少し適応する形に変化させたもののようなもので、

本来の自分で、社会で勝負出来たらかっこいいだろうなとも思うし、実際にそういう方もいらっしゃるけど、自己が強すぎたり、社会に対する見方が欠如していたり、偏りすぎていると敬遠してしまうことがあります。

その人のもっているキャラクターによるものかもしれませんが、本来の自分を全面的に出して社会でやっていこうとするとその分、自分への影響やダメージが大きいこともあるかもしれません。

適度に、社会での自分を作り上げることが自分を守って楽に生きていくことにつながるんだなぁと思いました。

素直さや、まっすぐさ、ありのままというのは武器になると思ってきましたが、

この社会で生きていくには不利だというのが正直な感想です。


そういう本来の自分は、受け入れてくれる場所でだけ出すこと、そういう場所をたいせつにすること、あくまでも、本来の自分を見失わないで、バランスが取れている時すごく生きやすいかもしれません。

きっと、世渡り上手な人はそういう使い分けが上手なんだと思います。

ここに書いたことは、わたしが今思う理想な生き方ですが

うまく個性を抑えたり、必要な時だけ出すことができるか分かりません。


だけど、この内容によって、出る杭が打たれる心理や、社会と自分の関係を少し見いだせる機会になればと思います。


家を一歩外に出ると、社会が広がっています。


今いる社会に適してなくても、自分がダメなことにはならないです。

ただ、社会の中にいる自分と、本来の自分は切り離して考えるといいかもしれません。

社会の中に自分をそのまま受け入れてほしいというのは難しいかもしれません。

そういう場所もどこかに必ずあると思いますが、見極める必要があるかもしれません。

そこが自分の居場所なのかもしれません。



これからは考える時間を減らして、社会の中でやっていく大変さより楽しさを見つけていきたいです。


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