あなたもわたしも知らない世界(Vol.015)
不思議な世界というのを題材に記事にしています。
バックナンバーは上記に保管しています。
先に断っておきます。
今回の話は、ちょっと怖いです。
怖い話が苦手な方は読まない方が良いですからね。
絶対読まない方が良いですからね。
読んで失神しても知らないですからね。
これくらい強く言えば、読みたくなるかな。
私が小学2年生の頃の話です。
父の妹、叔母の家に遊びに行った際の話です。
叔母には娘が二人、次女は私の一つ上、子供の頃はよく遊んだ従妹でした。
その日はお泊りする事ことになっており、従妹と遊びました。
叔母が人形屋さんで働いていることも有るのでしょう、寝室には大量のフランス人形と日本人形が置かれていました。
しかし、違和感を感じました。
フランス人形はガラスケースに入れられていましたが、一体だけ部屋の反対側に置かれたプラスチックケースに入れられていたことにです。
少しイメージし易いようにイラストを描いてみます。
従妹に聞いてみました。
私「どうしてこの子だけ別になっているの?」
従妹が答えます。
従妹「この子はねぇ、他の子と一緒にしていると、次の朝他の子が全部倒れているの」
従妹「最初は何でかなと思ったんだけれど、毎日他の人形が倒れているから、別にしてるの」
軽いノリで言われた事と、私自身それほど怖いとも思わなかったのか「ふ~ん」という回答をしたのを覚えています。
従妹は日本人形を取り出して、髪をとかし始めました。
そしてまた喋り出します。
従妹「この子もね、髪が伸びてくるの、たまに切ってあげてるんだ」
軽いノリで言われたのも有ってか私も「そうなんだ」くらいのノリで返答しました。
別に怖いと言う感じはしませんでした。
そしてその日の夜の事です。
私は夢を見ました。
フランス人形がプラスチックケースから出て来て、私の首を絞める夢をです。
しばらくうなされて目が覚めてしまい、フランス人形の方を見ました。
薄暗い中、うっすらとプラスチックケースの中にフランス人形はいましたが、かなり不気味でした。
その日は眠ることも出来ず、目をつむったまま朝を迎えました。
しかし、そのことを従妹にも叔母にも伝えることなく、帰宅しました。
私自身、その後も何度も泊まっていたのですが、あの日以来寝室ではなく、居間で寝ていた為、そんな出来事があった事もすっかり忘れていました。
今から6年前、2018年父の葬儀で帰省し、その際に叔母の家に立ち寄りました。
従妹もその後戻って来て何十年ぶりの再会です。
手厚い料理が出され、もう食べきれないとい状況で、ふと見まわすと半世紀近く前に見たフランス人形がいました。
今だ一体だけプラスチックケースに入れられたままでした。
その時に過去の記憶が全て蘇ってきました。
その日、叔母の家に泊まることなく、妹の家に泊まることになったのですが、あの人形の話は本当だったのか。
従妹の嘘だったのか、フランス人形に首を絞められた夢は何だったのか、未だによく分かりません。
でも不自然に1体だけ別のプラスチックケースに入れられている。
これだけは真実です。
娘が出来てぬいぐるみを買い与えたことは有っても、人形を買い与えたことが無い事に気が付きました。
深層心理で人形を避けていたのかも知れません。
記憶が掛けていたのは、思い出したくない記憶だったのかなと今更ながら思います。
あなたの家の人形は不自然に倒れてたりしませんか。
地震もなく倒れてたりしたら、もしかすると喧嘩でもしたのかも知れませんね。
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