消せる蛍光ペンが消えなくなってしまったという悲劇
私が小学生の頃の話です。
何処のメーカー制かまでは忘れてしまいましたが、消せる蛍光ペンというものが販売されました。
色は5種類とプラスして消せるペン付きで販売されていたので、早々に購入し、書いては消してを繰り返し遊んでいました。
原理は調べて無いので不明ですが、酸っぱい匂いを記憶していますので、酸性とアルカリ性を中和させて色を消していたのかなと推測しています。
禁じられた遊び
そんなある日、私は禁じられた遊びをしたくなりました。
※是)誰にでもある事です
1,000円札に落書きしたい。
※否)誰にでも無い事かもしれません
この衝動にかられ、1,000円札に落書きしました。
肖像画に落書きするのは、本当に面白かったです。
そして、消えるペンで証拠隠滅、完全犯罪が成立しました。
※回)サイコパスではありません
私は喜んで、更に落書きしては、消してを続けます。
※是)継続は重要です
慣れた頃が一番危うい
そして不味い事実に気が付きます。
※回)慣れた頃が一番危ういです
一次的に消えてはいても、時間が経つと浮かび上がって落書きした状態に戻ることに。
一・二回程度では大丈夫なのですが、十数回繰り返したからでしょうか、消えなくなってしまいました。
これには流石にビックリしてしまい、1,000円札を洗ったりもしましたが、全く効果なし。
乾かしている最中に色が戻ってきます。
人生最大の決断
消えるペンで消せる時間は5分くらい、それ以上経つと浮かび上がってくる。
ここで私は人生最大の決断をします。
※否)当時の話です
消えるペンで消して、すぐさま買い物に行くという決断です。
※否)小さい子は真似をしないように
消して、前の八百屋(お菓子なども売ってます)にさっそうと行き、お菓子を買って会計に。
活動限界まで後5分
心の中では、活動限界まで後5分と、まるでエヴァに載ってるシンジ君みたいな心境です。
しかし、出した1000円札は既に活動限界をとっくに過ぎていた~。
※回)悪い事は長続きしません
頭の中は暴走モードならぬ妄想モードに突入していました。
にげなくちゃだめだ、にげなくちゃだめだ、にげなくちゃだめだ。
※否)シンジ君と逆です
天使光臨
店主はその札を見てビックリはしてましたが子供の悪ふざけと思ったか「別に使えるから良いよ」と受け取ってくれました。
※回)懺悔で天使が舞い降りた瞬間です
その後、この1,000円札が何人の手に渡り、最終的に造幣局で裁断されたのか不明ですが、すごく気になっています。
それ以来誓ったことが有ります。
二度とお札に落書きはすまいと。
さいごに
毎年、造幣局で古くなったりした紙幣は処分裁断されます。
その量は年3,000トンとも言われ、日々10トン近くが裁断されていることになります。
その大部分は再利用され、トイレットペーパーとかにもなっているとか。
1万円札は約1gと言われています。
1.000円札もほぼ1gとして考えたら、1,000円×10,000,000g=100億円にもなります。
これは全て1,000円札だとしたらですから、もっと高額なのは分かると思います。
良し、今日からは下を向いて歩こう、何処かに落ちてないかなぁ。
※否)上を向いて歩きなさい
今回の取り組みでは「転スラ」の大賢者風に突っ込みさせた解説を追加させて頂きました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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