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DeepSeek試してみたいが、躊躇している件



1. DeepSeekショックがもたらした衝撃


週初め(2025年1月27日)、米国市場と日本市場は「DeepSeekショック」で大揺れでした。
中国のスタートアップ企業・DeepSeek社が、低コストで高性能なAIモデルのサービスを開始したのがきっかけです。
その影響でNVIDIAなどAI半導体関連の株価が一気に下落しました。


2. DeepSeekの懸念点

まず気になったのは、「低コスト」という点です。
私自身、現役時代に中国企業との競争を経験していたこともあり、
次のような構図を想像しています。

  • 中国企業の勝ち筋

    1. 国が全面的にバックアップしている

    2. 技術者は好待遇で集めてくる

    3. 低価格で市場を押さえる

この体制を背景に、DeepSeek社が低コスト高性能を実現している
とすれば、今後の市場に大きなインパクトを与えるのも納得できます。


3. 試してみたいが、躊躇する理由

実際、SNS(特に「X」や「YouTube」)の評判を見ると、
「とてもすごい」という声が多く、私も興味をそそられました。
しかし、次のような点が気になり、いまだに試せずにいます。

  • DeepSeekが提供する回答内容に政府の検閲が入っているのではないか?

  • 入力した内容(会話履歴など)も記録されるのではないか?

  • 個人情報は本当に保護されるのか?

こういった疑念から、結局いまだ「試してみようか、やめようか…」
と迷っている状態です。

4. 気になる個人情報の扱い

本日目にした記事によると、DeepSeekが収集する個人情報は「中華人民共和国にある安全なサーバに保存」されるとのこと。
想像以上に多くの情報が保存されるようです。
一応、設定によっては記録を残さないようにもできるそうですが、やはり懸念は拭いきれません。


5. アメリカのサービスも…?

もっとも、アメリカのサービスも同様に、さまざまな個人情報を収集している可能性があります。

今回「DeepSeek」さんの件で改めて気づかされたのは、
自分が利用しているサービスがどのような情報を収集し、どう管理しているのか」をきちんと把握しなければいけないということです。

私たちが日常的に使っている有名企業のサービスでも、利用規約やプライバシーポリシーをよく読んでいないケースが多いのではないでしょうか。
私自身も、今一度見直しておこうと思います。


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Hiro/AIに取り組む65歳
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