銅版画作家、大越順子さま額縁制作レポート
銅版画作家の大越順子さんのご依頼でこちらの額縁作らせていただきました。
本当にありがとうございます。
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展にも入選されている大越さんの素晴らしい作品が見られるホームページはこちらです✨
2019年12月後半 依頼をいただく
元々私が大越さんのファンで、個展にお邪魔したのがきっかけでご依頼いただきました。とってもありがたいです。
こちらの奥行きのある作品を納める額縁をご希望とのことでした。
実際に大越さんから頂いた額縁の制作イメージイラストです↓とっても分かりやすくて助かりました✨
他にも条件として
・作品には直接テープを貼らない事と、作品は取り外し可能な状態にすること。
・作品サイズは余白を含めて20×20cm
・色や装飾はおまかせで
とのこと。
しかし、お任せとはいえ大越さんの中で求めるイメージがあるはず!打ち合わせでしっかりそのあたりをヒアリングして進めたい!
ということで初回打ち合わせ時はいろんな技法で作った額縁と手持ち塗料のカラーチップを持参して見ていただきながら進めました。
カラーチップに塗装サンプルこんな感じです。もちろんこの中に無い色も作れます💡
すこし緊張していたのですが、大越さんはとても優しく気遣い上手で話はスムーズに進み、打ち合わせ後はわくわくしていました✨
2020年1月 制作を進める
大越さんの作品が一番良く見えるように枠の幅など試作しつつ進めます。
制作途中の写真です。
革の蝶つがいで開くようにして、上にはバッグの様なイメージで取手を付けることにしました。どういう形にするか、どんな色にするか等悩んだ時はこまめに相談しながら進めていきます。
2月なかば ひとつめの額縁が完成
ひとつめの額縁が完成しました✨
この額縁を見てもらってふたつめの額縁をどうするか決めようということで梅田で2回目の打ち合わせです。
あと、修正点が出てくるかなとどきどきしていたのですが、修正は無くその場でひとつめの額縁を納品させていただきました😭✨嬉しい
ふたつめの額縁を作るにあたって作った色サンプルです。
同系色がいいかな。対になる色がいいかな。と3パターン作って打ち合わせに持って行きました。
2月後半 ふたつめの額縁完成。納品
制作途中の写真です。
同じ形ということもあってひとつめよりもさくさく進みました!
実はちょっと試行錯誤した点もあるのですが、マグネットを内蔵することで解決しました。色々と構造を工夫しながら作るのはとても楽しかったです💡
最後に
こちらの2つの額縁は3月にギャラリーCASAさんで開催された大越さんの個展に展示していただきました!
大阪南森町のギャラリーH.O.Tさんの手前にあるアートショップでも見られると思うので、コロナが落ち着いたらぜひ寄ってみて下さい!
今回かなり新しいことや仕掛けを試しながら作らせて頂いて、大変だったぶん脳内物質がどばどば出て最強に楽しかったです…!確実に自分がレベルアップしたのを感じます。ご依頼いただき本当に本当にありがとうございました✨
おまけ
インスタの方に動画アップしてます。良かったら見てみてください。