プロコン塾

「プロコン塾」では何が学べるのですか? という問いについて

中小企業診断士の界隈には、「プロコン塾」と言われるコースが多数存在します(場所によっては「マスターコース」と呼ばれています)。「プロフェッショナルコンサルタント養成塾」の略称です。多くのコースでは、「独立」を目指す人を対象にすることをうたっています。

受講生の多くは「企業内診断士」です。いまは企業内にいるけれども、将来の独立を目指して受講していると考えれば不思議はありません。しかし、受講後に独立をする人ばかりではありません。かなりの数の人が「企業内」に留まります。

私は東京協会城北支部主催の「城北プロコン塾」を3期生として受講しました。3年前のことです。でもいまだに独立はせず、企業内診断士を続けています(苦笑)

当時、独立のことを全く考えていなかったわけではありません。いまでも、「どこかのタイミングで独立したい」とは思っています。しかし、そのことが受講の第一の動機だったわけではありません。

以前もこのコラムで書きましたが、

独立=プロフェッショナルなわけではないと思っています。それでは「企業内診断士はアマチュアでOK」と言うことになってしまいます。企業内診断士であってもプロフェッショナルコンサルタントを目指さないのはおかしいと思っていましたから、その基礎を築く場にできればいい、というのが受講の目的でした。

結果として学べたことはなにか。成果はなにかと言えば、二つあったと思っています。

一つは、身近な先輩診断士の方が普段、どのような支援をされているのか、知ることができた点です。プロコン塾の講師は、支部の(大)先輩が受け持たれます。先輩とはいえ、同じ支部の中にいるのですから、普段から交流がある方が多いです。一緒になにか仕事をする機会もあります。そんな方々のコンサルスタイルを知ることは、自分のスタイルを作っていく上で、とても役に立ちました。

たとえばですね、大前研一さんのコンサルスキルを教わったとして、それはそれで勉強になるでしょうが、「真似」してみようとはとても思えないと思うのです。身近であるゆえに真似もできますし、わからないことを遠慮なく聞くこともできました。

もうひとつは、真剣にプロフェッショナルを目指す期の近い仲間と切磋琢磨できたことです。城北プロコン塾は、最後に卒塾レポートを書くのですが、テーマ選定から実際の執筆まで、刺激し合いながら進めることができました。また、お互いの強み弱みを知ることができるので、いま何か案件があったとき
「この分野ならあの人に相談しよう」
と言える仲間が増えたのも大きな収穫だったと思います。

さて、ここからは告知です(笑) このブログを運営する「企業内診断士の輪を広げる楽しいチーム」が主催するプロコン塾(マスターコース)紹介セミナーを開催します。なんと今回で5回目です。

プロコン塾はたくさんありすぎてどこに行けばいいかわからない、という声を良く聞きます。自分たちも以前、よくわかりませんでした。自分がどこに行けばいいか、それを調べるために始めたセミナーです。回を重ねるごとに情報が集まり(自分たちも受講生になりましたから)、より良い情報を提供できるようになってきました。
3月30日(土)14時から行います。

一応、我々のチームの見学会を兼ねていますが、それを抜きにして気楽に参加してもらえたらと思います。有益な情報を持って変えてっていただけると確信しています。

過去の開催記録も参考に載せておきます。気軽に足を運んでくださいませ。


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