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新しいプロコン塾へ

城北プロコン塾OBの中郡です。
そのときの経験の一端は以前、こちらの記事に書かせてもらいました。

当ブログ執筆メンバーの母体になっている「企業内診断士の輪を広げる『楽しい』チーム」では毎年3月、プロコン塾・マスターコース紹介セミナーを開催しているわけですが

今年、主催者側として座談会に登壇してくださった方々のお話を聞きながら思うところがありまして。新たに別な「プロコン塾」を受講しています。
「中小企業診断士SkillUp講座~製造業向け経営診断実践講座~」
という講座です。

このリレーブログでは、多種多様なテーマの記事が並んでいますが、プロコン塾ではどんなことをしているのか、どんなことを考えながら受講しているのか、具体的なことには触れた記事はなかったと思います。

ということで、書ける範囲で、現在進行形の体験談をご紹介しようと思います。

■なぜ別な「プロコン塾」を受講しようと思ったのか

まず、受講しようと考えた動機です。
勤務先は、大きく括ると「製造業」に分類されます。それ故、と言ってもよいのですが、「利益相反」を指摘されるのが怖くて、いままでは製造業の支援を避けてきました。

それがひょんなことから昨年、1件だけですが製造業の支援に関わることがあって、やっぱり避けては通れないと思い始めました。「支援実務の経験を勤務先に還元する」というモットーからいっても、もっと製造業に自分から関わっていこうと考え始めたのです。

ただそのためには足りないことが多い。知識として不足しているものを補いつつ、診断士としての自分の思考力を鍛え直し、すでに独立されているような優秀な方々と席を並べて学びたい、と考えました。そうして探していき、この講座にたどり着きました。

5月11日(土)から始まっています。第1回のメインテーマは財務分析でした。

■財務に強い診断士とは

財務分析の冒頭、
「『財務に強い診断士』とは」
という問いかけがありました。

こうした場合、どうしてもさまざまな指標に詳しいとか、ファイナンスをよく知っているとか、そういう方面を考えてしまいます。僕は「それは違うだろう」とは思いましたが、ではなんですか? といわれると答えが思いつきませんでした。

ひとつの答えは、「戦略・現場と決算書を結びつけられること」です。

戦略や現場のオペレーションの結果が決算書に数字として表れてくるわけです。なぜそういう数字になったか(Why)を考え、それをもとに改善策を検討できる人、さらにいえば、改善の効果を数字で示せる人が、財務に強い診断士、と言うことになるのかと思います。

そのための手法をいろいろと教えてもらうことができました。詳細にここへ記すことはできませんが、経理屋の自分としては、完全に身につけたいと思います。キャッシュフロー計算書の重要性を再認識させられた部分もあるので、この面の強化は図りたいですね。

ひとつ、大きくうなずいてしまったことがありました。
「経営診断の目的は、どこに問題があるかがポイントなので、大赤字、収支トントン、黒字くらいのレベルで分かれば良い」
「したがって、正確性は犠牲にすることが多い」
という指摘です。

僕の勤務先では、経理の僕が「だいたいでいいから」と言っても、現場の人たち(営業も含む)が「それじゃ正確ではない」と言い出します(苦笑) その正確さを求めて何をするのか、目的はなくて、ただただ、正確であることが正しいと教え込まれてきたのだろうと思います。目的を明確化して「なんのため」にやるのかを考えてもらおうと思います。それがいつか、支援先にも役に立つことがあると思うので。

■次回は・・・・・・

第2回のテーマは「外部環境分析」でした。

気が変わらなければ(笑) 次回もこの続きを書く予定です。

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