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「明治大学経営学 経営学特別講義B」に登壇しました~経営戦略は経営理念に従う~
母校・明治大学の教壇に立たせていただきました。
明治大学関係の中小企業診断士の会「中小企業診断士紫紺会」で、経営学部の講座をこの秋から持たせてもらっています。
「経営学特別講義B(中小企業診断士による中小企業支援)」
全14コマの講義のうち、12回を紫紺会メンバーが交代で講義をします。(第1回と第14回はコーディネートしてくださった岡田先生が講義をされます)。
10月8日、3回目(紫紺会メンバーの講義としては2回目)が僕の担当でした。与えられたテーマは
「中小企業の経営戦略」
でした。
支援企業の事例を挙げて欲しいとのリクエストがあったのですが、支援先は少なく、その中から取り上げられる企業もないと思ったので、インタビューをさせていただいたことのある企業から事例は取り上げさせてもらいました。
話したことはほぼこれにつきます。
「経営戦略は経営理念に従う」
ほとんどの時間を、理念の大切さ、理念がどのように作られるのか、の話をしていました。戦略は理念を実現するための手段である、との位置づけで説明しました。
どの程度伝わったのか、自信はなかったのですが、終了後のアンケートを読むと、予想より伝わっていたようでほっとしています。どんなアンケートが来るかびびっていたのですが「戦略の講義だと聞いていたのに理念の話ばかりじゃないか」みたいなアンケートはなかったです(笑)
ほかに、戦略は不確実な未来に対処するためのものだから受動的なものだ(能動的に決められない)という話、戦略が理念と関係する以上、普遍的なものではなく経営者個人のパーソナリティによって変わってくる、つまり戦略は人に宿るという話、そして、人に宿る以上、知識よりもその人の人間観や歴史観が重要だとの点は、多くの人がアンケートで触れてくれていました。本当に良かった。
ただ個人的には反省点がてんこ盛りです。まず100分しゃべる体力がない(苦笑) 途中で完全に息が上がっていました。6時間セミナーとかをやっている友人がいますが、本当に尊敬します、いやマジで。
内容的にも、これでよかったどうかは、振り返る必要があります。一つひとつの話はいいと思うのですが、全体としてちゃんとしたストーリーになっていたかどうか。また時間配分もこれでよかったのかどうか。日をおいて、頭が冷えたら反省しようと思います。それを踏まえて、来年もまたチャレンジしたい。伝えたかったことが全部言えていません。いろいろ飛ばしてしまったところもありました。ちょっと悔しいので、リベンジしたい。
それになりより、一応、講師なんで教える側の立場ですが、実際は僕が一番勉強になったと思っています。こんな機会をいただけることに感謝して、できる限り継続できるように、頑張っていきます。
<追記>
学生の方に、推薦した本はこの2冊です。
それと、僕が「理念と戦略」について語っているWEB記事も紹介しておきました。
読んでくれる人が一人でもいるとうれしいですね。