嘘がすぐバレる組織は人に優しい
皆さんにはありませんか?「なんであんな嘘ついちゃったんだろう?」という経験が。
何気なくついた小さな嘘が新たな嘘を呼び、どうしようもない状況に追い込まれていく。あの時の何とも言えない口の渇きと手足の痺れ。そんな感覚が身体に残っています。
あれは、社会人になりたての頃のことです。
僕は人事評価に関する貴重な個人情報の資料を、間違った部署に送ってしまったことがありました。
そのミスに気づいた僕は、すぐに上司に申し出て、上司と一緒に謝罪に行きました。
人事部としてやってはいけない過ちです。当然、戻ってからは「何をやっているんだ」と怒られ、反省するわけです。
しかし、あろうことか、数週間後に同じように送り先を間違えるという失態を犯してしまうのです。
「まさか!そんなはずはない…」これに気づいた時には心臓が止まる思いがしました。大袈裟でなく、「僕のキャリアは終わった」と思った。
そして、ここで僕は悩みました。
すぐに伝えるべきかと。
もちろんミスをしたらすぐに伝える。そんなことはわかってます。
しかし、この短期間で二度目の失態ということで、すぐに伝えることに躊躇がありました。
上司や部署に知られないような形で対処できるかもしれない…。そんな思いが頭をよぎったのです。
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