荒木博行

株式会社学びデザイン代表/ Voicy「荒木博行のbook cafe」マスター/ Podcast「超相対性理論」「馬から学ぶリーダーシップ」パーソナリティ/ 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授/ 『裸眼思考』『独学の地図』『世界倒産図鑑』『ビジネス書図鑑』等14冊執筆

荒木博行

株式会社学びデザイン代表/ Voicy「荒木博行のbook cafe」マスター/ Podcast「超相対性理論」「馬から学ぶリーダーシップ」パーソナリティ/ 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授/ 『裸眼思考』『独学の地図』『世界倒産図鑑』『ビジネス書図鑑』等14冊執筆

メンバーシップに加入する

私が日々の活動から得ている「人」との出会いを通じた学びを綴っていきます。 ・毎日のように行っている対談(Voicy、Podcast「超相対性理論」、「馬から学ぶリーダーシップ」)の対談を通じて、ここだけで語れる人からの学び ・授業やイベントでの人との接点からの気づき これらの内容を素早いメモ書き的な形で提供します。 VoicyやPodcastリスナーであれば、その内容の裏側を知ることでより楽しめるはずです。

  • スタンダードプラン

    ¥1,000 / 月
    初月無料

マガジン

  • メディア登場の部屋

    各種メディアに登場したことを振り返ったり告知したりする部屋です

  • ご恵投の部屋

    著者や出版社からご恵投いただきました本を(未読の段階で)紹介していく部屋です。

最近の記事

理不尽なことに出会ってしまったら、僕たちは物語を語ろう。

先日「適切な怒り方を学びたい」という相談を受けた。 その話は、11月17日のVoicy「相談カフェ」のコーナーでも触れたが、このnoteでは音声にプラスアルファの概念も付け加えながら、整理していきたい。 https://voicy.jp/channel/794/6187074 その背景となるストーリーはこんな感じだ。 なるほど。確かに怒る時に適切に怒ることができる、というのは大切なスキルだと思う。 明らかにそこに非があるならば、飲み込まずにそこで即座に表現するべきだろ

    • 嘘がすぐバレる組織は人に優しい

      皆さんにはありませんか?「なんであんな嘘ついちゃったんだろう?」という経験が。 何気なくついた小さな嘘が新たな嘘を呼び、どうしようもない状況に追い込まれていく。あの時の何とも言えない口の渇きと手足の痺れ。そんな感覚が身体に残っています。 あれは、社会人になりたての頃のことです。 僕は人事評価に関する貴重な個人情報の資料を、間違った部署に送ってしまったことがありました。 そのミスに気づいた僕は、すぐに上司に申し出て、上司と一緒に謝罪に行きました。 人事部としてやってはいけな

      • 対話を「言葉」に頼りすぎてはいけない

        今週火曜日から金曜日まで、長崎県諫早市にある大草という集落に行ってました。 この地域の魅力と課題を理解し、同行した企業ごとに解決策を提言するというプログラムです。 僕はそのプログラムのコーディネートを手がけるとともに、ファシリテーターを勤めました。 こういった地方創生にかかわるの十勝浦幌町に次いで2件目です。 いやしかし、今回は輪をかけて難易度の高いプログラムでした。 なにしろ現地の人たちからの期待値が異常に高い。 もう集落の皆さん全員集合じゃないかと思うくらい、みんな総

        • 不確実で多様な生き方を考える本/日経BOOKプラス連載

          日経BOOKプラスで連載している「仕事と人生の武器になる、荒木博行の良書ガイド」が公開です。 今回は「不確実で多様な生き方を考える本」というタイトルがついていますが、正直何かテーマがありそうでない感じの仕上がりになってます(笑) でも、これらの本、どれも世の中の捉え方が面白く、いざという時の補助線になってくれるものばかりだと思います。 機会があったらぜひ読んでみてください。 しかし、意外にも?結構この連載、読んでいただけているようで。 紹介している本の大半はビジネス書で

        マガジン

        • メディア登場の部屋
          21本
        • ご恵投の部屋
          15本

        メンバーシップ

        • 本年度もよろしくお願いします

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • メンバーシッププログラムへようこそ!

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 本年度もよろしくお願いします

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • メンバーシッププログラムへようこそ!

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります

        メンバー特典記事

          理不尽なことに出会ってしまったら、僕たちは物語を語ろう。

          先日「適切な怒り方を学びたい」という相談を受けた。 その話は、11月17日のVoicy「相談カフェ」のコーナーでも触れたが、このnoteでは音声にプラスアルファの概念も付け加えながら、整理していきたい。 https://voicy.jp/channel/794/6187074 その背景となるストーリーはこんな感じだ。 なるほど。確かに怒る時に適切に怒ることができる、というのは大切なスキルだと思う。 明らかにそこに非があるならば、飲み込まずにそこで即座に表現するべきだろ

          理不尽なことに出会ってしまったら、僕たちは物語を語ろう。

          嘘がすぐバレる組織は人に優しい

          皆さんにはありませんか?「なんであんな嘘ついちゃったんだろう?」という経験が。 何気なくついた小さな嘘が新たな嘘を呼び、どうしようもない状況に追い込まれていく。あの時の何とも言えない口の渇きと手足の痺れ。そんな感覚が身体に残っています。 あれは、社会人になりたての頃のことです。 僕は人事評価に関する貴重な個人情報の資料を、間違った部署に送ってしまったことがありました。 そのミスに気づいた僕は、すぐに上司に申し出て、上司と一緒に謝罪に行きました。 人事部としてやってはいけな

          嘘がすぐバレる組織は人に優しい

          対話を「言葉」に頼りすぎてはいけない

          今週火曜日から金曜日まで、長崎県諫早市にある大草という集落に行ってました。 この地域の魅力と課題を理解し、同行した企業ごとに解決策を提言するというプログラムです。 僕はそのプログラムのコーディネートを手がけるとともに、ファシリテーターを勤めました。 こういった地方創生にかかわるの十勝浦幌町に次いで2件目です。 いやしかし、今回は輪をかけて難易度の高いプログラムでした。 なにしろ現地の人たちからの期待値が異常に高い。 もう集落の皆さん全員集合じゃないかと思うくらい、みんな総

          対話を「言葉」に頼りすぎてはいけない

          ”Well Being的ストレッチ”をして腰痛が徐々に改善しているという話

          ここ最近悩まされていた腰痛が、”Well Being的ストレッチ”をすることによって治ってきたかもよ!という話をしてみます。 この2024年はなかなか大変な年で、両足の足首(アキレス腱)の状態が一気に悪化するとともに、腰痛もひどいことになりました。 歩くのも一苦労だし、電車で5分立っているだけで、腰が悲鳴を上げるようになった。 まじで一気にジジイになったということを実感した一年でした。 人はこうやって歳をとっていくのか… 自分はまだ学生たちと一緒にラグビーもできるぜ!とい

          ”Well Being的ストレッチ”をして腰痛が徐々に改善しているという話

          「みんな違ってみんないい」…なんてわけはない

          この数年、ダイバーシティという言葉が広がる中で、よく耳にする機会が増えた言葉がある。 それは、「みんな違ってみんないい」という言葉だ。 僕はこの言葉の根源部分に対して深く共感しているのだが、一方でこれほど危険な言葉もないと思っている。 つまり、この言葉の本質を捉えないと凶器になりうる、ということだ。 この「みんな違ってみんないい」という言葉の出所には、金子みすゞさんの代表作『私と小鳥と鈴と』という童謡がある。  この「違って良い」として語られている相違点は、能力や個性

          「みんな違ってみんないい」…なんてわけはない

          SNSで他人から急に説教される構造

          先日、SNSで久々に傷つくコメントをいただくことがあった。 僕のことを何も知らないのに、「努力が足りない」というようなニュアンスで説教されたのだ。 しかし、冷静に考えてみると、似た構図に陥ると自分でもそういうことをしかねないという強烈な気づきがあったので、しっかり言語化して残しておきたい。 具体的にはどういうコメントだったのか。 それは、僕がアキレス腱を痛めて走ることができなくなってしまったと嘆いた9月13日の投稿だ。 もう消されてしまったので正確ではないが、この投稿

          SNSで他人から急に説教される構造

        記事

          ”Well Being的ストレッチ”をして腰痛が徐々に改善しているという話

          ここ最近悩まされていた腰痛が、”Well Being的ストレッチ”をすることによって治ってきたかもよ!という話をしてみます。 この2024年はなかなか大変な年で、両足の足首(アキレス腱)の状態が一気に悪化するとともに、腰痛もひどいことになりました。 歩くのも一苦労だし、電車で5分立っているだけで、腰が悲鳴を上げるようになった。 まじで一気にジジイになったということを実感した一年でした。 人はこうやって歳をとっていくのか… 自分はまだ学生たちと一緒にラグビーもできるぜ!とい

          ”Well Being的ストレッチ”をして腰痛が徐々に改善しているという話

          「みんな違ってみんないい」…なんてわけはない

          この数年、ダイバーシティという言葉が広がる中で、よく耳にする機会が増えた言葉がある。 それは、「みんな違ってみんないい」という言葉だ。 僕はこの言葉の根源部分に対して深く共感しているのだが、一方でこれほど危険な言葉もないと思っている。 つまり、この言葉の本質を捉えないと凶器になりうる、ということだ。 この「みんな違ってみんないい」という言葉の出所には、金子みすゞさんの代表作『私と小鳥と鈴と』という童謡がある。  この「違って良い」として語られている相違点は、能力や個性

          「みんな違ってみんないい」…なんてわけはない

          イベントがlogmiに記事化されました/ファシリテーションはスポーツだ

          先日、flierのイベントに登壇して、久保さんと対談した「ファシリテーションの技術」が、logmiで記事化されていましたので共有します。 中ではこんなことを語りましたが、ファシリテーションって本当にその場の瞬間的な行為なので、考えていては対応できません。 大抵のことは、ファシリテーションの場に上がった時には勝負がついてしまっているのです。 だからこそ、大切にしたいのは、終わった後の振り返りです。 あの時自分はどういう問いかけをすれば良かったのか?どう受け止めれば良かったの

          イベントがlogmiに記事化されました/ファシリテーションはスポーツだ

          SNSで他人から急に説教される構造

          先日、SNSで久々に傷つくコメントをいただくことがあった。 僕のことを何も知らないのに、「努力が足りない」というようなニュアンスで説教されたのだ。 しかし、冷静に考えてみると、似た構図に陥ると自分でもそういうことをしかねないという強烈な気づきがあったので、しっかり言語化して残しておきたい。 具体的にはどういうコメントだったのか。 それは、僕がアキレス腱を痛めて走ることができなくなってしまったと嘆いた9月13日の投稿だ。 もう消されてしまったので正確ではないが、この投稿

          SNSで他人から急に説教される構造

          努力論05/冷静に考えると「努力」っていろいろな種類があるよね

          努力を語る上で、「目標」は欠かせない努力は報われるのか? このシンプルな問いには、いろいろな持論がある。 「努力は必ず報われる」と力強く言い切る人もいれば、「努力なんて報われない」という人も珍しくない。 そのように意見が分かれるのは、「報い」という言葉の定義がぶれているからだ。 ここまで4回の論考では、そこに論点を絞ってお伝えしてきた。 しかし、お気づきの通り、もう一つ怪しい言葉が含まれていることに気づくだろう。 そう、「努力」という言葉だ。 わかっているようでわかっ

          努力論05/冷静に考えると「努力」っていろいろな種類があるよね

          伸びているのに黒字倒産するのはなぜか?/NewsPicksにGMOペイメントサービスとの対談記事が公開されました

          何でもできてしまう社員に仕事が集まり、依存状態になることってありますよね。 その人に頼めばスピーディで確実にやってくれる。本人もその仕事に対して意義を感じてくれている。 お互いWin-Winのように思えるのですが、言うまでもなく仕事が属人化することは、かなり危険なことでもあります。 特にその仕事がブラックボックスになってしまうと、マネジメントのステージが変わった時にかなり危険な事態に陥る可能性がある。 そんなよくありがちな事象と絡めながら、GMOペイメントサービスさんと対談を

          伸びているのに黒字倒産するのはなぜか?/NewsPicksにGMOペイメントサービスとの対談記事が公開されました

          『ストーリーとしての競争戦略』を読み「つまらなさの壁」を乗り越える/ビジネス書名著探訪

          JB Pressで連載中の「ビジネス書名著探訪」ですが、今回は『ストーリーとしての競争戦略』をお届けします。 つまらないアイデアって、ずっと合理的なんですよね。理解できるんだけど、心が動かない。 大事なことは、合理性を一旦手放してみることにあります。でも放しっぱなしではなくて、最後にもう一度合理性を手繰り寄せること。 この合理と非合理のバランスをどう取るか、ということに着目して書いてみました。 ぜひご一読ください!

          『ストーリーとしての競争戦略』を読み「つまらなさの壁」を乗り越える/ビジネス書名著探訪

          他人の人生が気になった時、読んで欲しいnote

          「因果」と「果因」たとえば、自分に子供がいたとして、朝から晩までスマホ漬け、ゲーム漬けのような毎日で不安に感じてしまったとします。一日中時間があれば部屋に閉じこもって小さな画面とにらめっこしているわけです。このまま行けば、成績も悪くなるし、良い進学先にも行けないかもしれない。不安は募るばかりです。 そんな状況で、親は子どもに対してどう働きかければ良いのでしょうか? この問いは、以前、京都にある実験寺院 寳幢寺の松波龍源先生と対談をした際に、具体例として投げかけたものです。

          他人の人生が気になった時、読んで欲しいnote

          インタビューという技術の深淵を覗いてしまった

          小説家の真山仁さんが主催する記者向けのシークレットな私塾「真山塾」という場があるのだが、真山さんと親しくなってから毎回出席させていただいている。 取材方法やインタビュー手法、記事の起こし方など、メディアに関係ない僕にとってもめちゃくちゃためになる場で、とても勉強になっている。 先日はインタビューを通じて相手の本音を深掘りするためのトレーニングをやったのだが、インタビューというスキル体系の深淵をチラッと覗いてしまったと感じる体験をした。 その話をしようと思う。 トレーニング

          インタビューという技術の深淵を覗いてしまった

          ちょっとだけシェア:受講生へのメッセージ

          グロービスで「経営道場」という一風変わった科目を担当して3年くらいが経過する。 本を使いながら対話で思考を深めていくスタイルの科目だ。 ちょうど昨日そのクラスが終わり、受講生に向けたメッセージを書いた。 この内容は、受講生のみならず、僕自身が生きる上での基本姿勢なので、こちらのメンバーシップの皆さんにもシェアしておきたいと思う。 皆さん、3ヶ月間お疲れ様でした。 『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』に始まり、『人を動かす』『EQ』『陽明学』と多岐にわたる本に触

          ちょっとだけシェア:受講生へのメッセージ

          もう走れなくなった自分へかける言葉

          この7月にラグビーの試合に出てきたのですが、その時に古傷であるアキレス腱を痛めました。 まあアキレス腱炎の痛みは慣れたものです。 少し安静にしていれば1ヶ月くらいで治るはず…。 そう思っていたのですが、2ヶ月経っても痛みが引きません。 整体にも通っていたのですが、なかなか治らない。 歩行もぎこちなくなってしまうほどの違和感で、かなり焦りました。 「どうなっちゃうんだろうなぁ…」 「このまま運動を諦めなきゃいけないんだろうか…」 そんな不安は今でもあります。 というか、医師

          もう走れなくなった自分へかける言葉

          新作『裸眼思考』 9/19発売です!

          前作『独学の地図』に続いて、約1年半ぶりの新作『裸眼思考』が、かんき出版から9月19日に発売となります。 「裸眼思考」とは、今をありのままに見つめることを指します。 その対比としてあるのが、「レンズ思考」と呼ばれるものです。 レンズ思考とは、私たちが持つ「目的」と「知識」を駆使して、知識をベースに目的に対して最短距離の行動を考えていくものです。 私たちは、左目には、目的をベースにしながら「未来への合理性」を見通してくれるレンズを、そして右目には、知識をベースにしながら

          新作『裸眼思考』 9/19発売です!