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おうちの写真で世界旅行-②トルコ編2-
トルコ編1の続き。
パムッカレ(Pamukkale)のホテルに到着するところから。
幻想的な青の世界と、イスラム文化に触れる
ホテルのプール。手前の水色のところは普通のプール、奥の緑色のところはぬるーい温水プール。上の吹き上げている部分は、実は浅い温泉になっている。海外でお湯につかれるの本当に嬉しい…しかも温泉…
パムッカレ
突然景色がバグったかのように、山肌の一部が白くなっている。
Google Earthで見るとこんな感じ。
突然の白!
パムッカレはトルコ語で”綿の城”という意味。炭酸カルシウムを含んだ温泉水が山肌を流れ落ちる中で、温泉の石灰成分が蓄積されて棚田のようになったとか。水が青く見えるのは空の色を反射しているから。なので夕方には赤く染まるらしい。
この石灰棚、裸足になって入ることができるのです!
めっちゃゴツゴツしてて、ちょっと痛い。でも気持ちいい。
当時、パムッカレは温泉が枯れてしまいそうなので、水量調整を行ってて
石灰棚も一部しかお湯が入っていないとか。今はもっと枯れちゃってるのかな。悲しい。
パムッカレの丘の上には、紀元前2世紀に建設された古代都市『ヒエラポリス』が。パムッカレの入り口に、このヒエラポリスの遺跡がそのまま沈んだ温泉プール「パムッカレ・テルメル」がある。彼らが腰掛けている石、全部遺跡。時間があったら入ってみたかった〜〜〜〜〜
コンヤ
パムッカレからコンヤ(konya)へ移動。まず向かったのは、メブラーナ博物館。
イスラム教の一派である神秘主義教団メブラーナ教発祥の地。メブラーナはこの教団の創始者である、宗教哲学者の名前。白いスカートのような服装のイスラム教徒が、集団でクルクルと回る旋回舞踏(セマー)といわれる踊りが特徴的。彼らは天上に昇ることをイメージしてひたすら回り続けて、過呼吸になって一種の法悦状態になるらしい…
動画があったのでどうぞ。
この博物館は元々は教団の修行の中心地だったけど教団が解散させられて博物館という形になっているそう。中にはメブラーナさんの霊廟や、イスラム教創始者ムハンマドの顎髭(まさかの1本が大層な箱に収められているらしい)や、大小様々なコーラン(経典)の写本。豆粒サイズのもあったよ。
博物館内は撮影禁止でした。
お次はインジェ・ミナーレ神学校。
イスラム関係の石彫・木彫が展示されている博物館とのこと。
ここはバスから降りて、外観の観光のみ。
この後はホテルに直行。いつもよりも早い時間に到着したのでのんびりできた。初めてハマムにも行けたよ。
回転扉をセマーに見立てるなんて、なかなかやるな(気に入った)。
このホテルの目の前が大きなショッピングモールだったので、お土産用のお菓子とかインスタント食材(スープとか)買い込んだ。大きなスーパーにはなかなか出会えなかったから、ここで買っておいて大正解。
ちなみに、コンヤのスーパーではお酒が売っていない。イスラムの戒律がとても厳しい街なので、お酒もタバコもNGなんだとか。
この日のごはん
ランチのピデ(トルコ風ピザ)。舟形をしているのが特徴的。生地ももっちり。というかトルコはパンがめちゃくちゃ美味しい。
ベエンディリ・ケバプ。スルタンのお気に入りという意味。トマトで煮込んだお肉とナスのペースト。
カザンディビ。焼きプリンみたいな?とりあえずスイーツは全て激甘。
これは途中の休憩所で食べたヨーグルト。ヨーグルト自体はまったりしていて固くてオイコスみたいな感じで、上にケシの実と蜂蜜がかかってて、めーっちゃうまい!!!
夜ごはんはローストビーフって聞いて期待していたらこれだよ…なんだよこれ…
奇岩群カッパドキアへ
翌日はカッパドキアへ長距離移動。というか、基本都市間は長距離移動。バスの中はほとんど寝てた。移動中安心して寝てられるのもツアーのよいとこ。
カイマクル地下都市
カイマクル地下都市は地下8階まで続く巨大な地下都市で、ローマ帝国の迫害から逃れてきたキリスト教徒により造られたとのこと。紀元前、ヒッタイトの民により作られたのではとされている。カイマクルだけでも4000人以上、多いときは8000人もの人が暮らしていたとか。ちなみに、見学できるのは地下4階まで。
まぁ、入ってしまうと自分が今何階にいるかなんてさっぱりわからない。
中には台所や食糧庫、ワイナリー、教会まで完備されている。ワイナリーだらけだった印象。今でも産地だもんね。
洞窟内はどこも同じように見えるので、方向感覚は完全になくなる。
これは私だけではないらしく、ルートが示されていた。行きが赤、帰りは青の矢印。
ストーンドア。侵入者が来ると、この円盤状の岩を転がして通路を塞いで侵入を防ぐ。更に、横に穴が開いていて、一難去った後はそこから棒でもつっこめば岩を元に戻せるという優れモノ。
地下都市にはいっぱい横穴が空いていた。こうやって横穴を掘ることで空気の流れを変え、全然別の場所から煙を逃がすことで、敵に居場所を知られないようにするためなんだとか。しかも外からの空気もちゃんと取り入れられていたとのこと。
出来たの紀元前でしょ?天才すぎない???
地面も穴だらけなので至るところにグレーチングが。下は見えないくらい深い。私はこの上には乗れない。
出口から駐車場までの数百mは、お土産屋さんが立ち並ぶ。陶器が可愛い。
カッパドキア市街地へ
見所だらけで訳がわからんので、まずは地図でまとめ!
元の地図はこちらからお借りしております。
https://www.jata-net.or.jp/team-europe/index.html
①スリーシスターズ
有名なスリーシスターズ。最初、見る方向を間違えていて、どうみても4本じゃない…?ってなった。丘の上の方から見ると、ちゃんと3本に見える。
人が横向いて座っているみたいだね!と盛り上がった岩。
②デヴレント渓谷
火山灰が堆積してできた凝灰岩が侵食を受けてできた奇岩が連なる渓谷。この風景、カッパドキア!奇岩!って感じで好き。
有名なラクダ岩。この他にも、動物などのユニークな形にたとえられる岩がたくさんあって、想像が膨らむことから「イマジネーションの谷」とも呼ばれている。でも他のは全然わからなかったな…
③アヴァノス
陶器と絨毯の街、アヴァノス。近くを流れるクズルウルマック川の赤い土が陶器を造るのに適しており、なんとヒッタイト時代から始まり現在も伝統的に受け継がれているそう。すごいなー。
トルコ最長の川、クズルウルマック川。「クズルウルマック」はトルコ語で「赤い川」という意味。「天は赤い河のほとり」の赤い河はこれだったんだ…!と感動。
ヒッタイトモチーフの陶器。この楔形文字っぽい模様がたまらない。
ツアーあるあるのお買い物タイム、絨毯屋さんへ。すっごい高い絨毯とか見せてもらった。これは一切染色をしていなくて、色の違う羊の毛を使って作った糸で織り分けたもの、らしい。
④ゼルベ渓谷、パシャバー
「妖精の煙突」と呼ばれるキノコ岩群。中には妖精が住んでいると言い伝えられている。
カッパドキアの地層は数千年前に起きた火山の噴火の繰返しによって火山灰と溶岩が層状に重なっており、雨や川の流れによって長い時間をかけて浸食され、火山灰が固まった岩の層が早く崩れ、固い溶岩の部分は後まで残ったことでこんな形になったとのこと。
ラクダの鼻の形とキノコ岩の形がそっくり。
⑤ギョレメ の展望台
カッパドキアを一望できる展望台。左奥に見える、エアーズロックみたいなのがローズバレー。ちょっと赤みがかった岩肌が見える。
トルコ風アイス。このMADOってチェーン店らしいんだけど、ここのが一番美味しい!と添乗員さんが教えてくれた。確かに美味しい!
⑥ピジョンバレー
鳩の谷。多くの岩の表面に数多くの穴が開いている。これは「鳩の家」と言われる鳩の巣。この辺りの住民は昔から鳩の糞を集め、火山性でやせた土地に肥料として役立て、ブドウ畑を作っていたそう。
一番高くに見えるのが、ウチヒサル城。ウチヒサル城は、巨大な岩山をくり抜いて築かれた城塞。
この後はホテルへ。この日は洞窟ホテルでした!
こんな感じ。
でも実はこれはまだ洞窟“風”で、本気の洞窟ホテルは、もっとすごいらしい。
この日のごはん
この日はユルギャップの可愛い洞窟ホテルでランチ。
パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ。炒めたナスに炒めた野菜を詰めたもの。ナスがトロトロで美味しい。
トマトベースのスープだったと思うんだけど。
アルバルック・タヴァ。とてもシンプルなマスの塩焼きみたいな。テーブルに置かれていたソースが甘い醤油みたいな味で食べやすかった。あとで聞いたらソイソースって。醤油じゃん。
またまた長くなってしまったので、続きは別の記事で。
最後は、アヴァノスで出会った猫ちゃんと!
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