梶山勝利と私
私は梶山勝利が好きである。
田中哲司さんではなく梶山勝利が好きだ。
梶山勝利なくして緊急取調室は成立しない。
実際の田中哲司さんは、かなりかわいらしい人であるから、とても演技がうまいのだと思う。
ある方の衝動的な行動により、梶山勝利をスクリーンで観ることは叶わなくなった。
本日公開予定だったが延期になったのである。
撮りなおしても、映画一本分の梶山勝利がお蔵入りなることに変わりはない。
テレビもニュースもみない私のようなタイプは、その人の生み出すエンターテイメントにしか興味がない。
ゴシップは本当にどうでもいい。
セクシャルマイノリティだろうが、変態だろうが、クズだろうが、私には全く関係ない。
なんてことしてくれたんだ、週刊誌。
あの方は確かになにかしたのかもしれない。
しかし、誰かに嫌な思いをさせたことは、そんなに罪深いことなのだろうか。
この結果は、犯した罪に見合うのだろうか?
記事にした方も、記事を取り上げ囃し立てた方も、もう別の話題に夢中である。
あと一月もすればすっかり忘れてしまうだろう。
あの方になにかされた【被害者】はどうだろうか。
まずそんな人物が実在するのか?
実在するとしたら今何を思っているのだろう。
罪悪感だろうか。
ざまあみろだろうか。
私の梶山勝利を奪った罪は重いぞ。
誰が償うんだ?