デザインフェスタに出展しました
お久しぶりです、ひいらぎです。
noteを2ヶ月書かなかったって相当意識的明文化の余裕がなかったんだな〜と思います。
思考の断片を140字にまとめてインスタントに消費してしまうよりはちゃんとまとめてこねて長い言葉にしたほうがいいと思いつつ、それを意識するほどの余裕がないとなかなか理想通りには行かないものですね。
なぜ余裕がなかったかという話なのですが、5月にデザインフェスタというイベントに出展していました!
その準備やら何やらをしていたというのがありましてなかなかまとまったアウトプットをするタイミングがなかったのですが、今日はそのへんの諸々について自分が何をやったか、何ができなかったか、……みたいなものをまとめておこうと思います。
デザインフェスタとはなにか、みたいな概要についてはこちら↓
ここからは自分と共同でブース展示を行った友人であるタマキさんの名前が頻出します。
発端
〜昨年11月〜
タマキさん「デザフェス行きたいんだよなあ」
わたし「デザフェスいいなー、行きつけのキャンドル屋さん出展するって言ってたし、行こうかな」
〜前回のデザフェス当日〜
わたし「いや〜、こんなにたくさんのクリエイター見てると、出す側やりたくなっちゃうな」
タマキさん「出ますか?我々で」
わたし「やるか…………えっ、本当にやりますか?」
タマキさん「やりましょう」
ノリ軽〜
先述の会話は完全に事実ですが、如何せん自分はチームでのものづくりに関してかなり慎重(同じだけ熱量がないと一緒にはやっていけないと思っている)なので、実際運営準備をするにあたっては「わたし人と一緒に制作すると本気すぎてついていけないって言われたりするタイプだけど大丈夫ですか?」みたいな確認の会話をした気がします。
実際自分もタマキさんも経験則的にそういう熱意のギャップがあると続けられない、みたいな感覚を持っていたのでその点はかなり企画段階からうまく行っていた気がします。モチベーションの共有、大事。
やったこと・役割分担
大体の役割分担はこんな感じ。
ひいらぎ: マネジメント、IT雑務、デザイン、原稿制作、当日搬入、事後通販
タマキ: 経理、イベント参加周りの手続き
その他のことを2人でぼちぼち協力しながらやっていきました。
以下自分が担当したことの覚え書き。
マネジメント
仕事柄+学生時代の趣味プロジェクトでもチームマネジメントをする機会が多く、ふんわりとした知識があるので自分が担当。
Notionを使ってざっくりガントチャートを引きつつ進捗管理をしていました。
諸々についてその都度決まったことを個別のページにまとめつつ、何をいつまでに提出してください、みたいなことを寄稿者に呼び掛ける役割。
実際最後の方はバタバタとやることが降ってきていちいちスケジュール引き直す余裕もなくなって置物化してしまいましたが、制作序盤の「まだ時間あるからな」の頃にスケジュールの押しを作らず良いペースで走れたところに存在価値を発揮してくれました。
反省点としては、デザインワークを丸々自分が巻き取ることになった結果「手を動かす人」と「メンバーの進捗を管理する人」がどちらもわたしになってしまってあまり「管理」の体を成していなかったので、明らかにこの人が一番手を動かすことになるだろうなというのがわかっている場合はマネジメントは別の人にお任せしたほうが良さそうです。
また、Notionはチームで利用するとフリープランでは結構厳しめな制限がついてしまうため一旦わたしの個人ワークスペースでわたしがドキュメント整備をワンマンでやっていたのもあんまり良くなかった。
フリープランでサークル用のワークスペースを立てる→リアルタイムで必要な部分だけNotionで管理し、outdatedなものはPDFでアーカイブ化してGoogleドライブに配置……みたいな運用が無難そうだな、と思いました。
IT雑務
今回の合同誌の制作は以下のような流れで行いました。
メンバーに写真集に載せたい写真を30枚選んで提出してもらう
それぞれの写真にひとりあたり5票投票
特に気に入った写真にはコメントをつける得票数の多かった写真、コメントがついた写真を集計し、自分の持ちページの中でレイアウトを考え、提出してもらう
各人のレイアウトをもとに原稿を制作(ひいらぎのおしごと)
このうち1〜3の部分をGoogleフォームやGoogleドライブを利用して集計・提出できるようにしました。
時間があればサークル関係のメーリングリストを作るとかサークルのアドレス宛のメールをDiscordチャンネルに流すみたいなことができたらもっといいな〜と思っています。そのうちやりたい。
原稿制作
合同誌に関しては前述の通りレイアウトを各人に決めてもらったので基本的にはそれを踏まえつつ、Indesignを使って印刷所に依頼できる形の原稿に落とし込みました。
大体やったことは以下の通り。
製本時に中央部分が見えづらくなってしまうので、文字がその部分に食い込まないようにする
作家陣のコメントに関して意図が伝わりづらい部分、冗長な部分、文法的に不自然な部分を添削する
できるだけ写真を目立つように
空白が目立つ部分には装飾を入れたり、元々入っている装飾が不自然な場合は意図を汲みつつ良い感じにデザイン修正
完成した原稿はこんな感じになってます。
デザイン
以下の各デザインを担当しました。
合同誌表紙・裏表紙
個人誌表紙・裏表紙
サークルロゴ
お品書き
サークル看板
個人名刺
サークルカード
通販の購入者向けのメッセージカード
はじめは「まあ本の表紙だけやれば大丈夫だろ〜」と思っていましたが、参加3〜4週間前になってからサークルロゴ!お品書き!名刺!看板!と「想定にはなかったけどやっぱり欲しいもの」が降ってきて大変でした。
これから出展する予定の人はその辺をしっかり考慮に入れておくと良いでしょう。
当日搬入
本や名刺の入稿を担当したのが自分だったため、自然と諸々の搬入もわたしが担当することになりました。
幸いにも我が家にはスーツケースが大小2種類あり、小さい方で事足りましたが可能であれば車での搬入をしたほうが良いとされています。
特に大掛かりな装飾をするなら車は必須かもしれません。
残念ながらわたしもタマキさんも普通自動車運転免許未所持のため、わたしがスーツケースを引き、タマキさんがリュックを背負って朝一番にビッグサイトに到着しました。
テーブルクロス用の防炎クロス、作品、たまたま我が家で余っていたニトリの調味料ラック、イーゼル、諸々の筆記用具やはさみ、養生テープなどを持っていきました。
我々はたまたま有明に詳しかったので今回会場がビッグサイトということで「まあ何か足りないものがあれば有明ガーデンのダイソーに行けばいいよね」という感じでしたが、会場付近の100均、ニトリ、手芸店などは下調べしておくといいかもしれません。
1日目の設営終了後に出展者パスを入れる首掛けストラップと当日16時に退散する予定だったので、その案内板にするダンボールをダイソーに買いに行きました。
2日目はディスプレイ用に我が家の二眼レフカメラを持っていきましたが、足を止めてくれたお客さんに「覗いてみます?」と聞いてみてわいわいしたりしたのでなかなかよかったです。
事後通販
ありがたいことに事後通販希望のお声をたくさんいただいたので、事後通販の準備・運用もわたしが担当しています。
事後通販にあたってはこちらのプラットフォームを利用させていただいています。
結構個人の作家さんだと使ってる方多いのも知っていましたし、他の候補として出てきていたminneと比べて手数料も安かったのでこちらに。
それって何みたいな説明は省きますが、実はGoogle Analyticsとかも入れてあります。職業病、何でも分析したくなりがち。
引き続き通販をやっていく上で個人情報保護の観点からバーチャルオフィスの契約も済ませたりしました。
発送は基本的にクリックポストで行っています。
大体自分の担当したこととその振り返りはこんなところかな……
サークルでは今回の振り返りとしてKPTを実施しました。
また次のイベントとか次以降の制作に振り返りを活かしたいですね。
そんな039号室の作品はこちらから↓
という感じでデザフェスの振り返りを締めようと思います。
もしこれをお読みの方でマネジメントやデザイン、原稿制作などのご依頼があればご相談ください。