Hydrogen 2 Oxygen

変な人。一匹狼。政治的思想やスタンスは辛うじてリベラルと自認しますが、一言では言い表せないので決めつけないでください。趣味は深く考えること。紆余曲折の人生。名古屋グランパスのサポーター。

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変な人。一匹狼。政治的思想やスタンスは辛うじてリベラルと自認しますが、一言では言い表せないので決めつけないでください。趣味は深く考えること。紆余曲折の人生。名古屋グランパスのサポーター。

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2022年の名古屋グランパス前半戦総括

長谷川健太の監督就任にあたり… 正直なところ、監督としての長谷川健太に魅力を感じたことはなかった。これまでのスタイルは強いけど面白くもなんともないサッカー、というのが率直な印象であり、正直それは今も変わらない。 長谷川健太は監督として清水時代、攻撃的なサッカーを追求しながらもあと一歩のところで優勝できなかったが、2013年には降格したガンバを率いてJ2優勝、1年でJ1に復帰し、ただちにリーグ優勝はじめ日本人監督として初の三冠を達成したことで、常勝監督の評価を得るに至った。

    • 岡田武史の「批判」にまつわる発言の彼是

      2022年3月24日木曜、サッカー男子日本代表(通称A代表)が本年2022年秋にカタールで行われるワールドカップ出場を決めた。 アジア最終予選では冒頭からつまづいたこともあり、内容的には到底、国内サッカーファンを満足させるクオリティに届かない試合が多かったが、なにはともあれ、今回もワールドカップ出場を果たしたことは大変喜ばしいし、誠にめでたい。 ところで、DAZN中継の解説者・岡田武史元監督の発言が非常に話題となっている。たとえば、以下のように取り上げられている。 一部

      • 2021年の名古屋グランパス総括

        グランパスの5年間を振り返って 名古屋グランパスのJリーグ2021シーズンが終わった。早速始まった2022年のストーブリーグは早くも監督人事を巡り、再終戦後のセレモニーで「続投」を匂わせていたマッシモ・フィッカデンティの解任、そして前FC東京監督・長谷川健太への正式なオファーが取り沙汰されている。 今季のルヴァンカップ優勝はクラブにとっても大きな区切りとなったようである。多くのサポーターにとっては2016年の屈辱的なJ2降格から1年でのJ1復帰、そして2年連続の残留争いは

        • 『ルポ 百田尚樹現象』との接近遭遇

          1. はじめに絶滅危惧種のジャーナリストに尊敬の念を込めて(以下、敬称略)。 2. 左右の分断に違和感と危機感を抱くすべての人へ石戸諭著『ルポ 百田尚樹現象: 愛国ポピュリズムの現在地』を読んで、私は久々に知的好奇心をくすぐられた。あれこれと語りたい衝動に駆られて興奮した。多くの様々なテーマや考察が思い浮かんで止まらない。 本著はニューズウィーク日本版2019年6月4日号特集に掲載された『百田尚樹現象』に加筆したうえで「新しい歴史教科書を作る会」設立の中心人物3名へのイン