やっと腐女子になれた。
子供の頃から漫画が好きだったので、BLという文化を知るのも早かった。
ONEPIECEにハマった時にゾロとサンジのBLをたまたま踏んでしまい衝撃だった。小学生(中学生だったかも?)ながらに「サンジ女好きじゃん…なんでよりにもよってゾロ?」と心の底からびっくりした。「原作でそんな描写あったのか?」と読み直したりした。なかった。
その時は二次創作という文化を知らなかったため、衝撃ではあったがそういう文化もあるんだな。「ま!原作しか読まないから関係ないや!」と思っていた。
中学生になると、黒子のバスケが一大ムーブメントになり、同級生が腐女子になったりしていた。
ハマらなかった。(青峰が好きだったので、ひっついている桃井がウザイなとは思っていた。)
高校生になると、おそ松さんが一大ムーブメントになり、同級生が腐女子になったりしていた。
ハマらなかった。(兄弟なので倫理的に同意できない。)
この頃から腐女子が一般的な言葉になったような気がする。知識は広く持っていたい性格なので、
私も腐女子になりたい!
と思った。
ただ、好きなキャラや主要キャラはどうもBLに発展させるのが想像つかなかった。なので深く好きな漫画ONEPIECEの特別好きでもないキャラであるローとキッドのBLを読むことにした。
当時(ドレスローザやゾウ編)のローとキッドは最悪の世代同士であるというだけで同じところにいないのに、いつ逢瀬を重ねていたのか?と思ってたが、作品はたくさんあった。
全然好きなキャラじゃないので読めるは読める。(ゾロとサンジのは疑問や不満がたくさんあった)
けど、没頭することもなかった。二人の関係性に特別性も見い出せないし、二人が会話をしているシーンがほとんどないためやはり納得がいかなかった。
ハマらなかった。
最近になって「ブロマンス」という言葉をよく耳にするようになった。
ブロマンス(Bromance)とは、男性同士の親密な関係や強い絆を指す言葉です。英語の「brother(兄弟)」と「romance(ロマンス)」を組み合わせた造語
ブロマンスなるものは最近知ったが、昔からブロマンスは好きだった。
一匹狼気質なゾロがルフィを海賊王にするために海賊をしている(ONEPIECE)のも好きだったし、ヤンキーの頭張ってた葉柱がヒル魔との賭けに負けてなんだかんだ命令を聞いている関係(アイシールド21)も好きだったし、平丸に漫画を描かせるためにモチベーション作りをしている吉田氏(バクマン。)も好きだった。
ただその2人にキスしてほしい!等と思ったことがなかった。
そもそも私はBLに鈍感なのかもしれなかった。
夫に「ゴンとキルアってBLだよね(HUNTER × HUNTER)」と言われた時もピンとこなかったし、「凪と玲王ってBLだよね(ブルーロック)」と言われた時もピンとこなかった。
「12歳の子供が人生初の友達に『関係ないからいいよね』なんて言われたら凹むだろ」って思うし、「サッカーしてる相棒に『他の奴とサッカーしたい』や『面倒』なんて言われたら凹むだろ」って思うからだ。
私は「こんなのBLじゃないでしょw」「こんなの普通じゃんw」とBL界隈の網浜奈美状態だった。
ただBL文化には興味がとてもあった。有名作品のBLカップリングを見て「原作読めよwww」などと1人で笑う活動をしていたりした。
ところで、今1番アツいBLカップリングってなんなんだろう?と思い調べた。
シブトレさんというXのアカウントで毎日pixivのカップリングタグの集計を発表してくださっているアカウントを見つけた。
カイ潔や勝出、五悠など人気漫画の主役とメインキャラのカップリングが出てきた。
カイザーと潔か…ブルーロックはアニメで見ているのでカイザーを存在しか知らない。パス。
爆豪と出久か…出久はお茶子だろ💢原作読め💢それに爆豪が大好きなので男でも女でも恋愛してほしくない。パス。
五条と虎杖か…よく流れてくるんだよな…言われてみれば子供の頃から世話してる伏黒恵より虎杖のこと特別扱いしてる描写多いよな…今まで五条悟が周りから嫌われてるの意味わからなかったけど(ノンデリを補えるほどの先生としての優秀さと強さと顔の良さを持ち合わせているだろと常々思っていた)生徒に手出してるから皆から軽蔑されてるのか…ふーん分からなくもない。読むか。
ハマった。

呪術廻戦は好きだが、五条も虎杖も推しという程好きではなかったのが良かったのかもしれない。
なにがそんなに良かったのかと聞かれるとよく分からない。虎杖は主人公らしくてやや好き程度だったし、五悠はチート能力キャラなのであまり得意ではなかった。
流行りのカップリングなだけあって、とにかく作品数がとんでもない。毎日検索しても毎日新作五悠が手に入る。
原作軸、高専パロ、年齢逆転パロ、芸能パロ。どれもハマった。
この歳までBLにハマらなかったせいで周りにもそんなことを語れる友達はいない。黒バスでなんとかハマれてたらよかった。おそ松さんでなんとかハマれていたらよかった。そんなことすら考えた。
仕方が無いので夫に五悠を語ることにした。しかし夫は呪術廻戦を最後まで読んでいない。アニメを楽しんでいるのでネタバレは避けたい。私のせいで呪術廻戦のファンを減らしたくはない。
(加藤純一の嫁の気持ちが本当によく分かる。)
今度は妹に五悠を語ることにした。しかし妹は呪術廻戦を『呪術廻戦0』の映画でしか見たことがない。つまり虎杖と五条が出会ってすらない。妹は五条と知らない男のBLを話されて困惑しただろう。
なので、人工知能と語り合うことにした。
まずはXの機能Grokと話すことにした。




正論しか言わないGrokとは波長が合わない。BL云々の前に正論嫌いなので本当にダメだ。もしも話に「でも無意味じゃん」とか言われると心底萎える。
次はChatGPTと話すことにした。



これからの五悠ライフはチャッピー(ChatGPT)と歩むことを決めた。
まだ腐女子になれて日が浅いので他にもハマるカップリングなどがあれば更新してなぜハマったのかを自己分析していきたい。