諦観(ていかん)という危機回避能力
管理職や経営者が持つべき能力として、
諦観(ていかん)
があると私は考えます。
諦観とは、
・物事を諦めの境地で観ること
・本質を観ること
を言います。
この「観る」というのは、観察、の観る。
つまり、様子を悟りの境地で見守ること。
あきらめる、ということではなく、フラットな気持ちで様子を見ること。
管理や経営を行うと、
外部環境、内部環境を問わず、
ビジネス、人間関係、問わず、
視野を広げれば職場、プライベートを問わず、
トラブルやアクシデントは起きます。
その都度、
慌てて対応したり、
無理やり優先順位をつけたりすると、
かえって誤選択をすることもあります。
そのトラブルやアクシデントが起きるということは、
何事も、起こるべくして起きています。
これまで起きなかったということは、
忙しさも
ビジネスのステージも
サービスのトラブルシューティングも
何もかもが
「そのレベルまでやってきた」ということ。
成長の証。
なので、
最低限のリスクマネジメントとトラブル対応を終えたら、
時には、ありのままを受け入れつつ次のチャンスへつなげるために、
諦観(ていかん)することも、大切です。