PSO2 NGS 絶望と自警団とヘイトスピーチ

絶望(ギガンティクス)エネミーの追加

NGSに絶望エネミーが追加された。
プレイヤー側のレベルキャップが20LVの現状に対して、24LVかつ特定条件のみで出現&時間制限有りという厳し目の条件で、エンドコンテンツの一つとして実装された形となる。

出現位置は探索エリアなどが中心で、最大32人が参加出来る戦いなのだが、問題が発生している。

以前の記事でも記載したが、現状マルチエリアのボスの体力は参戦人数などで変動している可能性が高く、低火力のプレイヤーが混じると討伐失敗となる可能性が非常に高いのだ。

事件発生

ヘイト

結果から言うと、このような事件が発生した。

この追い出しの目的そのものは、探索エリアで自動的にマッチングされる32人を予め決めた固定メンバーとする為に、一般の他プレイヤーを排除して討伐に挑もうとした形となる。

更に中国人である事を想定し、嫌がらせとしてヘイトスピーチを全体チャットで連呼して追い出したが、その追い出したプレイヤーが有名人だったので、ツイッターを通してインターネットの海にその光景が広まったという構図だ。

プレイヤー≠自警団

この構造の問題自体は絶望エネミー追加前から指摘されていた事だが、今回大きな問題となっている理由は、効率どころか討伐の失敗が発生するという点が挙げられる。

そもそもこの絶望エネミーは各地に湧くが、ゲームを始めたての初心者が初めて行くフィールドにすら居るので、新規プレイヤーがフィールドに居るだけで疎まれたり、最悪今回のケースのような追い出し行為が発生する事までが想定される。

ゲーム上の問題点として考えた場合は、とりあえず討伐までの猶予時間を大幅に延長して欲しいと思うし、折角の疑似オープンワールドである以上、他プレイヤーを歓迎しにくいという構造は改善して欲しいとも思うのだが、それはそれとして、プレイヤー側のモラルの問題が有る。

今回ヘイトスピーチを含めて追い出しを行った集団は、原因としてゲームの仕様が悪い事を挙げているのだが、ゲームの仕様が悪い事は、追い出し行為やヘイトスピーチが許される免罪符ではない。

我々プレイヤー側が行うべきは、あくまで運営に意見を送る行為であり、勝手に自警団を立ち上げて、お気持ち棒を個人に向けて振り下ろしてはいけないという事を忘れてはいけない。

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