〈備忘録〉文化財団中間報告会②
大分前回の投稿から時間が経ってしまいました。
忘れ去られているかも…。
何やかんやとやらなきゃいけないことがあって、note書けずでした。
とりあえずサントリー文化財団様2020年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」中間報告会備忘録の続きを。
報告会後、様々なご質問、コメントを頂戴しました。
先生方から大変勉強になるご指摘を頂戴しました。
更に、助成者の皆さんからも、鋭いコメントが飛んできました。
備忘録なので、気になったコメントをメモしておきます。
①経典を文学作品として捉えることは可能か?
→経典を文学作品として読む、という試みはされているし、経典の中にはマハーバーラタの挿話をモチーフにした物があるので、経典にも文学作品的要素は含まれていると言える。
② 南アジアでも日本同様の行として経典が読まれているのか?
→スリランカではパーリ経典が読誦されている。
③南アジアというと、古来から豊かな書き言葉の伝統があったというイメージはあまりなかったが、書き言葉・伝承の先行する伝統などがあり、その影響を受けた点もパーリ修辞学にはあるのか?
→パーリ修辞学はサンスクリット修辞学をベースに形成されているので、かなり影響を受けている。
③の質問に関しては、南アジアに「古来から豊かな書き言葉の伝統があったというイメージ」が無かったと言われたのが意外でした。
続く
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