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針を打つ

体に針を打ってきた。

少し前に、肩や首の筋肉をストレッチしてコリをほぐしてきたのだが、また筋肉が張ってきてしまった。

ストレッチの施術を受けてもよいのだが、もう少し根本的にコリを取りたいと思ってネットで調べてみた。そこで見つけた鍼灸院のお店に行ってみることにした。


初めて行く時はいつも必要以上に緊張してしまう。お店のドアをそっと開けると、ベットのある施術部屋に通された。

簡単なカウンセリングを受ける。針を体に打つので、内出血が起こることもあるらしい。緊張感が少し増す。


最初にうつぶせになった。首から針を刺していくらしい。刺す前に液体を体に塗られる、アルコールだろうか。

針の先端が触れるのが分かった。先生が軽くコンコンと針を叩いていくと同時に体に一瞬チクッと痛みが走る。


針が完全に刺さった後、首が何かに押されているような感じになる。指圧にも似ているけど、体の奥深いところを強く押されているようで、初めて味わった感覚。変な気持ちになる。

その後も首から背中にかけてズブズブと針が刺されていく。張っていた体に重しがズーンと乗ったかのよう。これは効いていそうだ。


今度は仰向けになった。手と足にも針を刺していくらしい。これまでより痛そうな予感がして体にグッと力が入ってしまう。先生がコンコンと針を刺していったけど、足に刺さったときは少し痛みが強かった、疲れでもたまっていたのだろうか。


針を刺し終えるとそのまま仰向けの状態で待つ。一定時間体に刺激を与えた方がいいのだろうか。自分の身を動かせないのでもどかしい。じっとしているのがあまり得意ではないのだ。


10分程たっただろうか、先生がひょいひょいと針を抜いていく。抜くときはあっけない。自由の身になれてホッとする。

体が軽くなった気はする。先生によると、施術の翌日以降も効果が持続するとのこと。ストレッチの施術とどのような違いがでるのかは自分で観察していきたい。

でも効果のほどは別にして、針治療を経験できたのは面白かったな。