小さい頃は泣く前に喉の奥がぎゅうぅってなっていた

今はもうない。
文章を書くのが好きだ。だって小説みたいに適当なこといっても許されるから。小説家は大体適当だ、相手に意味を探らせようとするのが趣味だから刺さる名言なんてたまに出ればいいだろう。でもファンを持つことはなんのジャンルでも素敵な事だと思う。
でもガキ坊の私はある程度何を書いても許されるから書き進める途中で何かわからなくなる。あれ何が言いたかったっけ?どんなフレーズをいれたら自分は満足だったっけ?って

だから短い話にする
私は小学生の頃、いや幼稚園生の頃からかも。泣き虫な女の子を恥ずかしいと思っていた。小さい女の子が人前で泣くなんて被害者面にも程がある…。って思ってたけど、私も一回だけ泣いたことがある。

小1の頃、担任の先生にねんどで作った怪物を披露したら、あらぁなにかしら、なんだか…個性的ね!(笑)と馬鹿にされたので、ねんど怪物を投げつけたら先生の口の中に入ってしまって先生はぶっ倒れた。みんなが心配しているなか、割かし私平常心だったと思う。
先生は「あらヴぃぅぉけたぶん」の様な訳の分からない言葉と油っぽい液体を撒き散らかし教室を散らかしまくって飛び出していった。クラス中のいろんな悲鳴が脳まで刺さりそうだった。(あーし、やっちゃった…?)よりも、みんなの悲鳴やら指揮を執ろうとする声が私…。
その日はみんなで集団下校になったんだけど、次の日当たり前のように担任の先生は教室にきて、生徒もなにも驚く様子がなかった。
私が泣いたのは先生がねんどを飲み込んだ後。クラスメイトに責められて泣いた。でも本人たちは覚えていないみたいだ。
それ以降は学校生活では泣いていないし大人になった今、
他人を信じていない。

なげえじゃねえか


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