そうだ、京都 行こう
思い立ったが吉日。
善は急げ。
好機逃すべからず。
明日やろうは馬鹿野郎。
とはよく言ったもので。
4月のある週末。突然京都に行って小料理を食べたくなった。
仕事においては「明日やろ!」、が合言葉の私だが、旅行や食事においては孫正義と同じかそれ以上のスピードで決断を下す。
すぐさま、友人のおじさんにお色気ムンムンでアピール。
「突然だけどさ、京都に美味しいもの食べに行かない?ホテルも取ってあるからさ」
ホテルはビジネスホテル。本来ならば京都は松雪泰子と行こうと思ったが、今回は忙しいらしく断られたので仕方がない。
ということで品川から新幹線。
富士山を見ながらのマイセンと昼ビール。
連れはいくらの乗ったトロたく600円。
分け合って食べる。
イチャイチャしてるうちに京都に到着。
烏丸まで移動し、四条と五条の間にある4.5条くらいの場所にあるこちらへ。
いい感じのカウンターがあると聞いているぞ。
たのもう。
連れの顔は許可を得ていないためザイモク、でなくてモザイク。
ドン!
おばんざいバンザイ。
メニューは色々そそられる。
ふと下の価格「各500〜1,00円」は500〜1,000円の間違いだと気づくが、野暮なことは言わない。
「ぶぶ漬けでもどうどす?」と言われたら一巻の終わりだからだ。
大人しく女将さんにまずは注文。
ビール、新タケノコと牛蒡のきんぴら。
ごぼうの苦味、タケノコの甘み。
京都のきんぴらは人生の味だ。
手羽先唐揚げ。カレー味で驚く。
生麩と万願寺トウガラシと賀茂茄子の揚げ出し。
生麩はやっぱり美味いな。
丸ごと賀茂茄子の肉味噌チーズグラタン。
賀茂茄子1個を贅沢に使用。
やっぱり京都は西京焼が最強。
一旦おばんざいは終わり。
締めで私が好きな原了郭がうどん屋をやっているということでうどんをすする。
この世のものとは思えない複雑なスパイシーさ。
最高です。
思い立ったが吉日、人間いつ死ぬかわからないからね。
スパイスは
西の原了郭、
東の八幡屋礒五郎。
八幡屋礒五郎のガラムマサラもめちゃくちゃ美味い。
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