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ミロンガで踊る方法:初心者のための心得とガイド

アルゼンチンタンゴのミロンガ(ダンスパーティー)で初めて踊ることは、
誰にとっても緊張する経験です。「上手く踊れるだろうか」「リードはできるだろうか」「ステップを間違えないだろうか」など、様々な不安が頭をよぎるでしょう。そこで今回は、ミロンガで気持ちよく踊るためのコツをお伝えします。

1. エチケットと準備の重要性


タンゴは相手がいる踊りなので、事前の準備が大切です。清潔な服装、口臭や体臭への配慮など、相手に不快感を与えないよう心がけましょう。また、心の準備も整えておくことで、より充実したタンゴの時間を過ごせます。

2. 人間関係を築くことから始めよう


タンゴは技術だけでなく、人間関係も重要です。タンゴのレッスンに参加したり、ミロンガで積極的に挨拶をしたりして、コミュニティーに入っていきましょう。知り合いが増えれば、踊るチャンスも自然と増えていきます。

ミロンガでは積極的な姿勢が大切です。
踊れないことで椅子から一歩も動かずにいるとストレスを感じることもあるでしょう。そんな時は席を離れてバーや大テーブルで他の人と会話するのもいいでしょう。身体を動かすことまた話すことにより、気分がリフレッシュされ新たな気持ちでミロンガを楽しむきっかけになります。

3. カベセオの活用


カベセオとは、ミロンガで踊りの相手を誘う際に使われる、目線や小さな頷きによる無言の合図です。これを使うことで、控えめかつ丁寧に相手を誘うことができます。カベセオを使う際も、前もって人間関係を作っておくと意思の疎通がスムーズになります。初心者の方は、まずは周りの様子を観察し、徐々に実践してみるとよいでしょう。

4. パートナーとの一体感と音楽との調和


相手と組んだらすぐに踊り出すのでなく、ゆっくりと深呼吸をしましょう。これにより、お互いの緊張がほぐれます。相手の手や体の感触を確かめ、リラックスしているかを感じ取ります。最初の1曲は、相手の反応を見ながらゆっくりと踊り始めます。

いきなり複雑なステップを踏もうとせず、まずはパートナーと一緒に動くことに集中します。自然と体が音楽のリズムと共鳴し始めます。これは、私たちの体に元々ある心臓の鼓動や呼吸のリズムが、音楽と調和することで生まれる現象です。

5. 踊り終わりの礼儀


曲が終わったら、パートナーを丁寧にエスコートし、席まで送り届けましょう。鐘の残響のように、この余韻の時間も、タンゴの大切な一部です。

タンゴは技術だけでなく、感情や人間関係、音楽との対話が織りなす芸術です。
最初は緊張するかもしれませんが、これらのポイントを意識しながら、少しずつミロンガの雰囲気に慣れていってください。
ルールやモラルは大切ですが、それに縛られすぎないことも重要です。相手がいる踊りであることを念頭に置きながら、できることから実践してみてください。そうすることで、タンゴの魅力にどんどん引き込まれていくはずです。

+アルファ:さらなる上達のために


ミロンガでの経験を重ね、タンゴをより深く楽しみたいと感じたら、以下の点にも注目してみてください:

1. フロアクラフト:
ミロンガでは、自分たちのダンスだけでなく、周りのカップルとの関係性も重要です。これを「フロアクラフト」と呼びます。混雑したフロアでも、他のカップルとの衝突を避けながらスムーズに動く技術を磨くことで、より楽しくダンスできるようになります。

2. アブラッソとリーダーとフォロワーのロール:
タンゴの核心は「アブラッソ」と呼ばれる抱擁にあります。リーダーとフォロワーの役割を理解し、互いに耳を傾け合うことで、より深い対話のような踊りが生まれます。アブラッソの形や強さを音楽やパートナーに合わせて変化させることで、表現の幅が広がります。

3. 練習の重要性:
レッスンやプラクティカ(練習会)に定期的に参加することで、技術の向上だけでなく、様々なパートナーとの踊り方や、異なる状況での対応力も身につきます。また、タンゴコミュニティーとの繋がりも深まり、ミロンガでの体験がより豊かになるでしょう。

これらの要素を少しずつ取り入れていくことで、タンゴの世界がさらに広がり、より深い喜びを感じられるようになります。焦らず、楽しみながら探求を続けてください。素敵なタンゴのライフをお楽しみください!​​​​​​​​​​​​​​​​


Abrazo
GYU



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