【生と死の世界】 軌跡3 ストーリー
今回の公演はストーリーがある
そのストーリーお伝えします。
【死の世界】
鐘が鳴り目覚めた時 ベッドに横たわる自分が見えた
そして彼女迷い込んだ世界はどこなのか?タンゴの曲に導かれるように彼女は天界に辿り着く。そこでは男女が入り混じりタンゴが踊られる天使たちのミロンガあった。それを見た彼女は生きていた世界を思い出し、望郷の思いを胸に託す。 しかし、次の瞬間ミケランジェロが描いた天地は , 裂け目が入り ZUM の音が鳴り響く。そこに小鳥が迷い込む・・
1:帰らぬ旅路 sin retorno Alberto Coronato
ピアソラが編曲、帰れぬ旅路になるのか・・・・
2:天使のミロンガ - Milonga del Angel- 【群舞】 ピアソラ作曲
「天使の組曲」4部作の一曲。ダンサー3組が入り混じり天使のミロンガが繰り広げられる。
3 :南へ帰る -Vuelvo al Sur-歌:渡辺えり ピアソラ作曲 渡辺えり訳詞
映画「Sur」で作られた曲。多くの人に歌われている。南半球での南は北半球の北。恋人の胸に帰りたい 生きていたあの地への心境を歌う。
4:ミケランジェロ 70 -Michelangelo '70- ピアソラ作曲
曲名はピアソラが出演していたお店の新装開店を祝して書かれた。 同時に「天と地」を描いた巨匠ミケランジェロに 捧げられた名曲。
5:スム. -ZUM- ダンス:ミゲル&マイレン ピアソラ作曲
Zumとはピアソラが演奏していた店名で、タンゴリズムの一拍目と三拍目をより強調した「ジュンバ」で聴衆を魅了する。
6:ジャンヌ イ ポール -Jeanne y Paul - ダンス:エルネスト&パオラ ピアソラ作曲
もともと映画「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の主人公 ジャンヌとポールのために作られた。ジャンヌとポールは男女の報われない関係だった。
7:失われたの小鳥たち -Los Pajaros Perdidos- 歌:渡辺えり ピアソラ作曲 渡辺えり訳詞
ピアソラと詩人マリオ・トレホと作った美しい歌曲。人生のノスタルジーを「私は彷徨う鳥に過ぎない」と歌う
8:アディオス・ノニーノ Adios Nonino ピアソラ作曲
ピアソラの父(愛称ノニーノ)の訃報を受けた時、NY の自室に引き篭もり書いた名曲。
【生の世界】
死の世界にいた悪魔が、初めて恋に落ちた。その時、奇跡が起きる。死に彷徨っていた彼女が悪魔と天使の子としてマリアとなり生まれた。彼女はこの自由の歓喜を皆と分かち合うために、人々を踊りに誘った。 踊るに踊った。だが、彼女は以前の生きていた記憶を思い出せない。苦しんでいた彼女に自由なタンゴのリズムが聞こえてきた。 そこに新たな「生」を見出した。そうだ! 私は「ロカ」として生きよう!
1:悪魔のロマンス -Romance de Diablo- ダンス: 亮&葉月 ピアソラ作曲
ピアソラの悪魔組曲3部作の中の一曲。悪魔も恋に落ちる甘美な旋律。天使シリーズと対比するように作られている。
2:私はマリア -Yo Soy Maria- 歌:渡辺えり ピアソラ作曲 渡辺えり訳詞
ピアソラが歌劇「ブエノスアイレスのマリア」で受胎告知のミロンガとして作られその後現在の題で新しく詩をつけた。
3:悪い仲間 -Mala Junta- ダンス:ミゲル&マイレン
1927 年最初のタンゴの変革者 J・デ・カロと P. ラウレンス共作。後半のバンドネオン バリアシオンが聴きどころ。
4:バンドネオンの嘆き -Quejas de Banodoneon- ダンス:エルネスト&パオラ
1918年に作られた フアン・デ・ディオス・フィリベルトによって作られたタンゴ。1944年にピアソラの編曲によりトロイロ楽団でレパートリーに取り入れた。タンゴの名曲。
5:オブリビオン -Oblivion- 歌:渡辺えり ピアソラ作曲 渡辺えり訳詞
もの悲しく沈んでいくかのように下降してゆく旋律に、ピアソラらしい和声が加わることで、えも言えぬ美しい響きをたたえた一曲となっており、曲全体をゆったりとしたミロンガのリズムが包み込んでいる。
6:来るべきもの -Lo que Vendra- ピアソラ作曲
ピアソラ初期に作曲された作品、その後多くのバージョンが録音された。来るべきものそれはピアソラだったのかもしれない。
7:リベルタンゴ -Libertango- ダンス:亮&葉月 ピアソラ作曲
Liber( 自由)と Tango を掛け合わせた造語。74 年音楽的に行き詰まっていたピアソラがイタリアで作り出した名曲
8:ロコへのバラード Balada para un Loco 歌:渡辺えり. ピアソラ作曲 渡辺えり訳詞
詩人オラシオ・フェレールとの共作でバラード 3 部作の一つで現代のタンゴに革新をもたらした。ロコ(気狂い)たちの愛と束縛からの解放の歌。
ほぼ お届けするタンゴは ほぼピアソラ作曲の作品であり
歌は渡辺えりさん自身が訳詞をした。
「鎖に繋がれても 動かなければ鎖は見えない。」
ローザ・ルクセンブルク
生きるとは 動き、叫び、愛する
ぜひ この舞台で感じてください
ABRZO GYU
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