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バレーを語る(1) 小川智大選手

普段は大手メーカーの新入社員、noteでは勉強法、ピアノの魅力、バレーボールの知識を発信をしている『角刈りのリョウガ』と申します。

今回は、男子バレーボールの注目選手、リベロの小川智大選手について語ります!

僕もバレー経験者ですが、実は、彼とは同期で同じ神奈川出身という共通点があります。中高にかけて大会でよく見かけましたし、試合対戦もしたことがあります!

そこで、僕の個人的でニッチな視点で彼の魅力などをこの記事で伝えられたらと思います。

ちなみに、小川智大選手についてよく知らないという方には、以下の記事が参考になります(他人の記事です)。

中学時代

小学校でバレーを始め、その後万騎が原中学校に進みました。

中1の頃に練習試合で初めて見かけた時、実は彼はリベロではなくセッターをやってました。

中学のバレーは普通、エースに高いオープントスをあげて打たせるバレーが主流です。ですが彼は、テンポの速いトスで相手ブロッカーを引き剥がしたりするのはもちろん、クイックやコンビなどを織り交ぜて相手を翻弄していました。

現在でもセットアップがキレイだと評判ですが、当時からセッターとしての技能はめちゃくちゃ優れていたということですね。

自分の代になると、彼はなんとアウトサイドヒッターに転向します。まだリベロじゃないんですね。この頃から僕のチームは練習試合をより多く組むようになるのですが、彼にはいつもコテンパンにされていましたね。。

とにかく技術の引き出しが非常に多いんです。ワンタッチを取るのも上手だし、フェイントも的確な位置に落としてくる。

特に厄介だったのが、現在の彼の最大の魅力である「トリッキーなプレー」。普通のバレーでトリッキーなプレーといえば、セッターであればツーアタックやフェイクセット、スパイカーならブロックの押し出しやドライブをかけたフェイントが思いつく範囲です。

ところが彼の場合はそれに加えてオリジナルの技術を持っています。より単純なオーバーパスやアンダーパスで相手から点をもぎ取ってしまうというもの。

実はこれも、中学時から定評があるものなのです。。!しかもそういったプレーをミスしているところを正直みたことがありません。本当にそのくらい、毎回正確なパスを繰り出すんですよね。

中々同世代の中学生プレーヤーには真似できる芸当ではありません。「そこは取れないよ」としか感じられず、相手のやる気を削ぐのが本当に上手でした。

最終的に彼のチームは県で2位となり、関東大会に出場しました。その後、JOCの選抜選手に選ばれ、やっとそこでリベロとなり活躍しました。

高校時代

高校は神奈川県の強豪、川崎橘高校に進みました。春高バレーやインターハイに出場しています。

ここでも面白いキャリアなのですが、高1高2ではリベロを務める一方、高3ではなんとツーセッター&アウトサイドヒッターを務めています。

この高校はコンビバレーのチームなので、時間差や速いトスを武器として戦っています。彼のスタイルにも馴染んでいるように見えますね。

ちなみに、高校時代は先程の「トリッキーなプレー」は鳴りを潜めていました。

あくまで僕の想像ですが、中学時代の顧問と比べて、高校時代の方はかーなり厳しい先生だったため、プレーの制限とかがあったのかなと思います。まあ、わざわざやらなくても上手かったですけどね。

大学時代

明治大学ではリベロを務めていました。僕の記憶では入学当初からベンチ入りしていた記憶がありますね。2年生からはスタメンを張っていたと思います。

ここまで触れてきませんでしたが、彼のもう1つの大きな魅力「超人的なレシーブ力」がこの時期に非常に花開くことになります。

もちろん中高時代もレシーブ力には非常に長けていたのですが、全国でそれが通用するかというと「?」という感じだったかなと思います。

サーブレシーブや、ボールの来る位置を読むといった「嗅覚」の部分は一級品だったのですが、離れた場所に来たスパイクに飛びついてレシーブしたり、遠くに弾かれたボールに走り込みに行くような「粘り強さ」はまだまだなのかなという印象でした。僕の中学時代の顧問の先生も「当時はダッシュ力がまだまだだった」という印象をお持ちのようでした。

しかし、大学時代にこの部分をむしろ強みに変えて成長を遂げていると、TwitterやYoutubeの彼の動画を通じて感じました。

技術にさらに磨きをかけたことで、中高時代以上に存在感が増しましたね。。!大学時代の彼の魅力が伝わる動画をもう一本こちらにシェアします。

現在

明治大学を卒業後、ウルフドッグス名古屋に入団します。引き続きリベロとして大活躍していますね。

入団当初は古賀幸一郎選手や川口太一選手といった、錚々たるキャリア・技術を持つリベロに囲まれていたため、中々スタメンにならなかったそうです。

しかしそんなチーム環境でもひたすら周囲から吸収し続け、ついに去年あたりから正リベロになりました。さらに、202021シーズンのVリーグでサーブレシーブ成功率の記録を塗り替えるという偉業を成し遂げたのは記憶に新しいです!

こちら↓の動画に小川智大選手の魅力が詰まりすぎています。。


最後に

全日本代表にも選ばれ、どんどん突き進んでいく彼をみると、同期かつ同郷の身としてなんだか誇らしい気持ちです(何もしてませんが、、)。

今後も彼のことはずっと応援し続けたいと思っています。大舞台での更なる活躍を期待しています!

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