メキシコのパンと珈琲
メキシコのパンと珈琲の話。
メキシコ人はよくカフェやレストランに行って友達や家族と話をするのが大好き。そんなメキシコ人たちはコロナの影響でレストラン、カフェに行くことを我慢しているだろう。
そんな時にお家時間に欠かせないものが、パンと珈琲ではないだろうか。
メキシコはコーヒーの産地としても有名な国で、ここチアパス州は、全世界の60パーセントのオーガニックコーヒが栽培されている場所でもある。
州都から山岳地帯の観光地に行けばカフェやコーヒー豆の販売をしている店が目立っていた。珈琲の消費量は日本の方が多いが、メキシコ人も珈琲をよく飲んでいる。
コーヒーの産地でもあるメキシコだからさぞ、コーヒー独自の香りを楽しんでいるだろう。と思っていたけど、コーヒーブラックで!という感じの人が少ない。
コーヒーにミルク率が高いのです。
そして、コーヒーを飲むときはパンをよく食べている。
メキシコスタイルは、パンをコーヒーに浸けて食べる。
パンをコーヒーにぴちゃぴちゃと浸けて食べるのです。ぴちゃぴちゃ。
最初みたときは、ぎょ!とした。硬いパンではなくやわからいパンも浸けていた。なぜつけるのかが不思議でならず、メキシコ人に質問をしてみた。
柔らかくなって食べやすい。よりパンが美味しいと。
なるほど、なるほど、そうだろう。液体に浸けたら柔らかくなるよね。
でも、パン好きとしてはそのまま味わいたいもの、、、
でも、やはりメキシコのパンと日本のパンでは違う。なんだかパサっとしているというか、昔ながらのパンが多いのです。
お惣菜パンというものは、今までメキシコで見たことがなくて、甘いか(ジャムとかはいってるやつ)、甘くないか。
一度、パンをコーヒーに浸けてみた。。。うむ。。。
割と美味しい。。。
なんだろう、メキシコのパンはコーヒーに浸けると美味しいのかな。と謎が一つ増えた。
郷に入れば郷に従え
という言葉があたまに浮かんだ。
なんだか、自分の常識が知らず知らずにできていて、あたまが固まっているなぁ。とふっと思ったのです。
とりあえずやってみる。知らないことって怖かったりするけど、やってみたら何か見える。
メキシコに来て約二ヶ月、東京でせかせかと働いていたのが遠い昔のよう。文化や暮らしが違う国に来て、硬くなったあたまと心が少しずつ珈琲に浸けたパンのように、柔らかくなっていくのを感じるメキシコの今日この頃なのでした。。。
Haste luego! chao chao!
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