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Twitterを再びインストールして、また削除した
ボチボチ1ヶ月前になるけれど、SNSとスマホゲームを削除した。
あれから、特に不便を感じることなく過ごしてる。
20代の頃、ひたすら娯楽が読書と映画、そして酒を飲んでいたときに戻ったようだった。
読書することで新しい世界が再び開けた。
またずっとしたかった、創作という道へと40も半ばになって足を踏み入れることになった。自由に使える時間を、スマホゲームやSNSの情報をむさぼることをやめて読書と執筆に充てられるようになった喜びは大きい。
時間を溶かしてただ前から後ろに流しているよう。まるで犬や猫にでもなったように、未来も過去もなく思考ではなく反射で与えられた課題を延々とクリアすることで脳に喜びをあふれさせるゲーム。あと一回やったら辞めなきゃと思いながらやめることが出来ずに一時間も二時間もあっという間に去っている。
おれは人間だぞと叫びながら、エックスもゲームもアンインストールした。
一か月経ち、追っかけている作家さんの近況が知りたくなってエックスをのぞいてみた。
そこにはごうごうと大雨の後の川のように悪意や嘲笑や暴食や皮肉や絶望が流れていた。
少しその中にいるだけで息苦しくなるけれど目が離せなくなる。
どぎつくて、ジャンクフード的で、空虚で、洗脳的だ。
自分の住んでいる世界がいかに嘘にまみれて虚栄にまみれているかをここぞとばかりに皆が味の濃い料理として目の前に差し出してくる。
そこにばかみたいに入れられているうま味調味料は自己承認欲求だ。
朝から眺めて、胃もたれ全開でさっそくアンインストールした。
一度のぞくと目が離せなくなり、距離をとっていたはずなのにいつの間にか自分もその深く激しく汚い川に流されて取り込まれていくのが分かり、蓋をした方がよいと思った。
短い時間でコンテンツに目を向かせるために、言葉はどんどん過激になり、目を向かせることだけが重要になり情報の中身はさらに意味をなさなくなってくる。
怖い。
なので、ああいうものは見ないのが吉とでた。