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なにから話そうか

さて、いざ自己紹介がてら文章を書こうにも
前提情報(名前・年齢・性別・出身)を抜きにすると
ピタッ!と筆が止まるもんだ。

いかに自己紹介を定型文で済ませていたかがわかる。

◯◯と申します。
△△出身の××歳です。
好きな食べ物は□□で、趣味は**です。

ひぃ。なんて簡素な定型文。効率化の権化か?

なにか違う方法で、
「簡単で」「わかりやすく」「幅広く」
自分という人間を伝えられるものはないものか。

参考にするのは10歳の少女

1年前、Twitterであるカルタが話題を呼んでいた。

「10年間生きてきて学んだこと」

これは少女の人生そのものとも言える。

体験に基づいた言葉や絵が詰まるカルタを見れば
彼女を知ることができる。

何が好きで、何を恐れていて、
どんな気分の波を持っていて、どんな言葉を選ぶのか。

目の大きさや鼻の高さ、歯並びや背丈などは
まったくわからないけれど、そんなものいらんのだ。

「あーモンドは いがいと おいしい」だけで
茶色い涙型の物体に不信感を抱いていたことや
一粒食べた時の感動を感じ取ることができる。

あーモンドによって好きが拡がった彼女には
この世界はとても広く見えているのだろう。

やはり若いというのは無敵かもしれない。
(そういえば、Creepy Nutsも同じことを叫んでいた。)

(null)を表す50のワード

ということで、
わずか10歳の少女の自由研究にインスピレーションを受けて
50音順にワードを出してみようと思う。

題して 【 #nullカルタ 】(ダサい?変えるかも?)

絵は不得意だから描くかは未定、
50個も文章を書けるかも謎と、先行き不安定だけれど
ゆるりと気長に、期限も決めずにやってみる。

そもそも「ん」とかあるのか?

まあいい。最後の最後だし、そのうち見つかるだろう。

かぶったらどうするんだ?

まあいい。そん時はどっちも書いちゃおう。


ありがと、10歳の少女。君のおかげで自己紹介ができそうだよ。



₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎.o0(今夜の晩御飯にはあーモンドを使ってみよう)

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