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日記 お気に入りピープルとアクリル板

4/20(木) 日記

前職の同僚(お気に入りピープル)と現職の同僚(お気に入りピープル)を集めて飲み会を開いた。

前職の同僚はひとつ上の先輩×2なのだけど、ず~~っとタメ口で話していたことに終盤で気付いた。
「私間違えてずっとタメ口きいちゃってたね」と言ったら「間違えた、という認識、本当にある?」と笑顔で返され、よく考えたらあまりなかった。
タメ口がベストだと思って話してたわ。

前職も現職も映画会社なので必然的に映画の話とか仕事の話になるのだけど、映画に限らずカルチャー感度の高い人たちってなんであんなに面白いんだろう。
語彙とエピソードの引き出しが豊富。賢い人って面白い。

映画館で支配人をしている先輩と劇場あるあるを話して盛り上がったのだけど、『血の気の多い常連のおっさんに「お前胸元よこせ!」と怒鳴られ、アクリル板を挟みながら胸ぐらを捕まれたことがある』と言っていて膝叩いて笑った。
さすがにないないエピソードすぎる、スラムでの話?

ちなみにこの先輩と現職の同僚(男性)は絶対に気が合うだろうな、仲良くなれるだろうなと思ったから今回の飲み会を開いたのだけど、

いざ合流してみたら全く同じ無印のグレーシャツに黒いパンツ+眼鏡というシミラーすぎるルックから始まり、映画の趣味、家族構成、奥さんとの同棲~結婚に至るまでの流れ、声の大きさ、そのすべてが同じでめちゃくちゃ面白かった。

ちなみに(part.2)もうひとりの先輩(前職の方、顔面の良さとモテがあまり比例していない)は映画会社には珍しい圧倒的な「!!!!陽!!!!」で、ずっとひとりで合コンのノリを続けてくれてオモシロ助かった。
し、ちゃんと所々でスイッチが切れていたのもよかった。陽もたまには死んだ目をする。


この飲み会には現職でいちばん仲の良いタナダさん(仮名)も呼んだ。
4月は今日の他に2回タナダさんと飲みに行く予定があるのでうれしい。
ひとつは別部署の映画プロデューサーの先輩たちと、もうひとつは社内の20代組と。

昔、ソフレと化したバンドマンに「あなたはいつも明るいしどこにいても楽しそうだしよく笑うし、もしかしてこの人心を預けてくれているのかなと錯覚すらする。でもどこかでずっと分からない部分がある。アクリル板がずっとある。それがつらい」みたいなことを言われたことがある。

タナダさんを見てると、その言葉を思い出す。

よく笑うしいろいろな人と満遍なく仲良くしているし楽しそうにしてくれるし、話しているととても近づけた気持ちになるのだけど、いつも少しだけ世界から遠い気がする。

私の場合はなんていうかこう、『あまりにもひとりが好きすぎる』という痛めの個性が原因なのだけど、タナダさんのそれはなぜかとても魅力的に見えるから不思議。

タナダさんに「私たちたぶん似てますよね」と言われて嬉しかった。恋?

日記とはまるで関係のない、小田急線のどこかの駅の写真。

また行きましょうね、と口々に言い合って終電に乗った。
最寄りのタクシー乗り場がとても混んでいて、深夜1時の住宅街を鼻唄を歌いながら歩いて帰った。
とても楽しくて少し悲しくなった。

幸せになりたいっすね真夜中のぬるいビールはあなたの匂い #tanka (映画「愛がなんだ」によせて)

#ほんじつのBGM #indigolaEnd #瞳のアドリブ


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