日記 たれ子の鬱々
7/23(日) 日記
定期的に情緒が終わるのだけど、その度に駅から家までの距離が20分あってよかったな、と思う。
20分無心で歩けばデカすぎる波も荒すぎる波も一応は落ち着く。
凪ぎはしないまでも転覆はギリ免れる、くらいにはなるし、どうしても落ち着かない場合はもう一往復すれば疲労が勝ってなんとかなる。
それで毎回次の日の朝には家から駅までの遠さに腹を立てて、終わっていた情緒を徐々に立て直しながら会社に向かう、というルーティーン。
数時間前のエモーショナルな気持ちはどこかへ飛んでいき、「は?遠すぎる、マジで無理だが??」と声に出して地団駄踏みながら歩いてる。
家を出た瞬間汗ですべての施しがダメになるの、マジで納得いかないな
こちとらどんなときでもスーパーキュートでいたいんだが????
この日も絶賛情緒が終わっていたので、彼氏の言うことすべてに「いや!」「やだ!」で返し、膝叩いて笑ってたかと思えば挙句の果てに隣でもりもり泣いたりした。
彼氏が困り果てるのを見て最悪な気分になり、だから私は誰かに心を預けたくないんだよ、、と思った。
けど、彼氏、困り果てた末に「わ〜〜不満たれ子さんだ!」「たれ子さんがいる!」と突然大声を出し始めて思わず笑ってしまった。
つられて私も「だれそれ!?」と大声を出しちゃった。
たれ子さん、たれ子さんがいるんだ、私の中には。
ただでさえバカ強ハリケーン人格のヒロミを所持しているのに、またひとり厄介な人格が増えちゃった。
ちなみに後日この日のことを謝ったら「いつも通りイイ暴れ馬っぷりだったね!!」とピカピカの笑顔で言われた。イイ暴れ馬。
この人がいつまでも身も心も健やかでいられますように、と思った。
7月は前職の仲良したちとの予定ばかりだった。
友達と呼べる人が少ないから、毎月毎月同じ人たちと遊んでいるし同じ人としか連絡を取っていない。
あまりに近くなると私はすぐに距離感を見誤って境界線を曖昧にしてしまうから気をつけなきゃ、と通算500回目の誓いを立てた。
もう世間は8月ですね。
夏、至ってしまいましたね。
現像してないフィフルムが6本ある、夏が終わるまでには現像しなきゃ
熱帯夜またいで歩く 文字通りふたりは溶けてしまうのでした #tanka