日記 バカウケ限界人生20代編〜終〜
6/22(土) 日記
マッチングアプリで知り合ったダイスケくんと2回目のデート。
お互いにとてもいいと思っています、気になっていますという状態でのデートが久しぶりで嬉しくなった。
「付き合いたい」という感情、私もちゃんと持ってたんだな〜。
合流した瞬間からずっと褒め続けてくれてありがたいなと思った。
口癖が「いいね」の人、というか、相手の話を否定しない人が好きだなとダイスケくんを見ていて改めて思う。
綺麗好きだと言うから私は結構ズボラだということを白状したら、そうなの?めっちゃいいね!とキラキラな笑顔で言われ、思わずエッいいわけなくない!?とデカい声が出た。ウケる、特大矛盾すぎる
片方が綺麗好きならもう片方はズボラな方が相性はいいよ!と言われ、本当にそうか、、?と思いながらも面白くてなんでもよくなった。
南町田のスヌーピーミュージアムと町田でいちばん好きな喫茶店・カフェ グレに行く。
歴代の元カノたちがみんな鬼詰めしてくるタイプで怒られまくり、最終的に逃げるしかなくなって関係を切ってきたという話、←逃げるんだ
昔インディーズでいい線までいっていたバンドでベースを弾いていたけど、諸々あって逃げるように辞めたという話、←逃げるんだ
めちゃくちゃ仲良い友達に「ダイスケは顔も声も格好良いけど人生がブス」と言われたという話を情けない顔で話してくれて手を叩いて笑った。
人生がブスという単語、言われたことなさすぎる おもしれ〜男
自分で話しながらえっ俺って逃げ癖があるかも、最低かも、、と落ち込んでいて面白かった。
夜ご飯はコシード。
町田に10年住んだのに好きなお店の手駒がここしかない、町田で誰かとご飯を食べるときはもれなくここに来てる。
何を話したかもうあんまり覚えてないけど、とてもとても楽しかったことだけは覚えてるな。
自分のだめなところの話から派生して浮気の話。
ある?と聞いたら浮気っていうかね、と切り出され、グレーゾーン的なやつかな〜と思っていたら3股が、ありますとちょっと困ったような笑顔で言われ、面白すぎてゲラゲラ笑った。最悪じゃん。
なんならバンドを辞めた原因も、当時そのバンドのボーカルと付き合っていたにも関わらず言い寄ってきたファンを食ってしまい、そしてきちんとバレて鬼詰めされたかららしい。
それを皮切りにあれよあれよとうまくいかなくなって逃げざるを得なくなった、とのこと。全然最悪じゃん。
当時バンドメンバー(後輩)に「責任感がないんだよおまえは!!!」とブチギレられたらしく、俺っていつも怒られてるね、、と言っていてウケた。
最低だねと笑ったらあれなんで俺これ話しちゃったんだろ、今はないよ本当にないよと慌てていた。
私が仲良くなる殿方、みんな無邪気に自分の過去のダメエピソードを話してくれるのだけど、むしろ隠さず開示してくれるのは誠実だなという気持ちになる。
し、そういうだらしなさとか情けなさを垣間見ると人間味を感じ、ふ〜んおもしれ〜男♪♪と好意的な気持ちになっちゃう。だめかも私が。
お店を出て電車に乗るも、やっぱり少し散歩したいねとなり私の最寄りで途中下車する。
彼の終電まで残り20分しかないことに電車を降りてから気付き、少し歩いたら帰ろうねと頷き合う。
正直この辺りで雲行きが怪しくなっていたのだけど、でも確かにもう少し話したかったので見て見ぬふりをした。
河川敷に座り、なんとなく川を眺めながらいい感じの空気が流れてしまう。
私は気になってる人・好きになりそうな人といるときは絶対に終電を逃さないタイプの女なので、ダイスケくんもそうであってくれ〜と願っていたのだけどまぁ当然のように終電には間に合わず帰る手段がなくなった。
ということはつまりきみの中では私はそういう存在ということですね〜となりもうその時点で私の恋愛モチベーションはかなり下がっていたのだけど、それでも普通に悲しかった、私きみとは恋愛がしたかったな!?という。
もうちょっと一緒にいたいだけなんだよ、信じてもらえないと思うけど、、と眉を下げて言われながら私の家に向かう。
のわりに決定打は言わないからまあつまりはそういうことだよね、と思った。
途中でアイスの実を買わせ、あれ今これどういう感じ?な〜んで私の家に向かってるのかな?と茶化しながら夜の住宅街を歩く。
これは私の悪い癖なんだけど、ちょっとしたわがままとか天邪鬼な物言いを可愛いと思ってやってしまう節があって、今回も例に漏れず発揮してしまう。
俺が悪いね、俺って最低だね、、と情けない顔をしてるダイスケくんが可愛くて、確かに詰めたくなる気持ちもちょっとわかるな〜と思った。
うちに到着、父親の遺影にお邪魔しますと頭を下げていて律儀な人。
完全にいい雰囲気になってしまい、(中略)なんだかんだ楽しく朝。
7時にセットしていたアラームが鳴るよりも前に目が覚めた。
隣を見たら誰もいなかったのだけど、トイレかしらと深く考えずに水を飲むためにキッチンに向かう。
水を飲みながらトイレを見ると全然無人で、リビングに戻って周りを確認したら彼の荷物がまるっとなかった。
不審に思って携帯を見るも連絡も来ておらず、恐る恐る確認したらしっかりブロックされていてえ、マジ???????とデカめの声が出た。
朝起きたらもぬけの殻でLINEもブロック、それはそれは完璧なヤリ逃げだった。マジで言ってる????????
昨日は何聞いてもおもしれ〜男♪♪♪としか思わなかった彼の過去のあれやこれやが、突然現実味を帯びてくる。こんな最速で伏線回収されること、ある?????
信じられなすぎて、こんなに周りに愛されて大切にされてる私がこのような仕打ちを受けて良いはずがない!!!!!と力いっぱい憤慨していたのだけど、
いやでもヤリ目にしてはさすがに手間と時間をかけすぎているし全てが嘘だったとは到底思えない、ということは私が可愛いと思ってやっていたじゃれ合いが実は激強鬼詰めだったのでは、、?という気持ちになり、己の加害性と認知の歪みに途方に暮れてしまった。
「私のキャラクターとノリならここまでなら許される/可愛いと思ってもらえるだろう」というボーダーを甘く見積もっていたことへの恥ずかしさと、自分で思うよりモラハラ気質なのでは、、?という怖さ。
元カノ及び友達に怒られがち&詰められがちの人生だということを笑い話的にお伝えしてくれていたけど、今思うとかなり繊細かつだらしない人(「人生がブス」という発言もここにきて腑に落ちる)で、笑い話にならない程の逃げ癖があった。
そんな人が出会ったばかりの女に鬼詰めされたら(私的にはそんなつもりなかったとしても)そりゃ良い気はしないし逃げたくもなるよね。なるか?ならんだろ。なるよね。なるか? ヤバい、葛藤が文面に出てしまう
どちらにせよ30歳まで残り2日のタイミングで人生初のヤリ逃げに合うと思わなかった、おもしれ〜〜人生
あまりにもバカウケ限界人生すぎて、日記交換してるヒロトくんを呼び出して話を聞いてもらった。
どう考えてもヒロトくんに言う話じゃなさすぎるので、一応「きみにとって全然気持ちいい話じゃないんだけどね、」と前置きをする。
マジで全然聞きたくない話なんだが!?帰ろうかな!?と言いながらもずっとちゃんと聞いてくれてて優しかった、し、なんなら今日朱音さんの誕生日プレゼント買いに行ってたんだよとプレゼントを渡してくれてあんた本当にめちゃくちゃいい男だね、、となった。
ちなみに彼もお持ち帰りしたマッチングアプリガールと流れでセックスをした挙げ句、その後の対応が面倒でどうしたもんかな〜みたいな話をしていた。
マジであんたそういうところだぞ、と思った。
と、いうことを書くのに一週間かかった。し、3,000文字も書いちゃった。
この一週間、気になってた人にヤリ逃げされ→ひょんなことから10年好きだった人と夜を過ごすことになり→完全にただの友達だと思っていた人から口説かれる、という怒涛の展開だった。何?????
ネトストモンスターすぎてダイスケくんのインスタのアカウントからかつてやっていたバンドと今やっているバンドまで特定しちゃった怖い、格好良い、悔しい!!!!!!!!!
セックスをしないままなら特別でいられる正しく抱きしめ合える #tanka