日記 私がグーで叩き割る
5/29(木) 日記
金曜日が最終出社日のマブ先輩ミヤモトさん(仮名、「もうこんなに可愛い後輩には一生出会えないと思いますよ」と毎日お伝えしており、その度に「本当にそうだね❕」と返してくれる優しい男)の餞別を買いに行く。
ラブ姉さんアオイさん(仮名、いつどんなときでもスーパーキュート)が一緒に行こ♪と言ってくれてありがたかった。
道中永遠に喋り続けてしまい、普通にミヤモトさん<<<<<お喋りだった。
ど〜〜〜〜〜〜〜〜うしたって話に夢中で目が滑る、アオイさんがごめんミヤモト!と言いながらも口の動きを一切止めなくてウケた。
でもミヤモトさんのことだから「俺の餞別よりもお二人が楽しんでくれることの方が重要だよ」と言ってくれるでしょうねと話していたら、後日マジでそのまま口にしていてなんて優しい人間なの?の気持ち。これこの1年半で500回思ったわ
アオイさんに、私って実はパン屋アルバイターでしてと伝えたらめちゃくちゃ爆笑していて、アオイさんを笑わせられる人生でよかった〜と思った。
パン屋の最寄り駅はアオイさんハウスから徒歩圏内かつ週に一回は練り歩いてるとのことで、今度冷やかしに行くねと言われて嬉しかった。
アオイさんに最近ジャンル問わずきゅんとしたことを訪ねたら友達の娘ユイちゃん(6)に誕生日を祝ってもらったことって。
黄色のタンブラーをもらい、自分ではあまり選ばない色だったからどうして黄色?と聞いたら、アオイちゃんはいつも元気だからお日さまの色にしたんだよ!似合うもん!ってぴかぴかの笑顔で言われたって嬉しそうに話してくれた。
なんて素敵な言葉なんだろう〜と思ったらなぜか泣きそうになって眉間をギュッ
お日さまの色、確かにアオイさんにぴったりだ
そういえば私も前職を辞めるとき、仲良しの先輩に「あなたにこの色をあげるのはとても安易な気もするのだけど、でも一番ぴったりだと思うから」と黄色のマグカップをもらったことを思い出した。
劇場のスタッフたちが朱音さんっぽい花を一輪ずつ選びました!と渡してくれた送別の花束たちも、そのほとんどが暖色だった。
誰かから見た自分がとても温かいものであったとき、その瞬間だけは自分を許せる気がするねと頷き合う。
仕事の話と人生の話をずっとする。
幸せでいてほしい人がたくさんいる〜優しい人に降り掛かる理不尽、全部こちらに回してもらってひとつずつグーで叩き割っていきたい のに、ね
事前に目星をつけていたいくつかを順に回り、土鍋とプロジェクターの二択に絞る。
「プレゼント隊」と銘打った、私の独断と偏見で選抜したマブダチ同僚数人のグループラインでアンケートを取り、最終的に土鍋を購入した。
お腹空いたね〜となり渋谷の麻辣春雨のお店に駆け込み、幸福度を爆上げてから解散。
土鍋が入った紙袋に同僚たちに書いてもらったメッセージカードも入れ、大事に大事に抱えて帰る。
みんなからのメッセージは本当に愛に溢れていて、彼の人間性の賜物だなと思った。
私はどうしてもどうしても思いが溢れてペンを握れず、握っても握ったまま動かせず、何を書いてもどれだけ書いても絶対に足りない気がして泣きそうになった。
結局、「転職して一番よかったことはミヤモトさんに会えたことです」とだけ書く。伝えるべきこと他にもっとあるのに
言語化したくて文字で残したくて日記を書いているのに、こういうときに渡す適切な言葉を見つけるために本を読んだり映画を見たりしているのに、100%きちんと伝えられたことなんてないな
言葉が思いを凌駕することなんてないという壁にい〜〜〜つもぶち当たるね
餞別もメッセージカードも、ミヤモトさんが健やかに人生を過ごせる糧になるといいなと思った。
暖色の花ばかり渡され少しだけ太陽だった瞬間がある #tanka
#ほんじつのBGM #思い出野郎Aチーム #灯りを分けあおう