父の命日
今日は父の命日である。
もうあれから15年が経った。
15年前の今日、まさに今頃(15~16時)私は父の亡骸と対面した。大きくなってから人前で泣いたのなんて見たことがなかった姉が泣く姿を見て、ああ本当にお父さん死んじゃったんだ。と思った。
何年経とうと二度と会えないことは変わらないので寂しい。ただ、何より時が経つにつれてどんな顔だったかどんな声だったか次第に忘れて行っているのが更に寂しいと思う。
久々に遺影を見て、ああこんな顔だったか。と思った時。
あれ?どんな声で、どんな喋り方だったかな?と思った時。
いつまでも大好きな父であることは変わりないが、生身の父の姿形はどんどん忘れて行っている。私はこれから先まだ何年も生きたいと思うし、恐らくは何年も生きるだろうと思う。あと数年経てば父と過ごした時間を超える時間を生きていくことになる。
もう会えない。もう思い出せない所の多い父だが、間違いなく大好きな父に変わりはない。
今日は一年の中でも一番、叶うのであれば、また父と笑い合い話をしたいなと思う日です。
あーお父さんに会いたい!!!
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