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カルテを多角的に見たい(57/100)

はじめに

スキマです。note100記事に挑戦しています。私の興味についてです。おそらく事実とは異なりますのでご注意を


情報を多角的に見る価値

私は製造業の現場作業員で、普段は配線とか溶接とかしてます。
基本的には依頼を受けて作業して、最終的に報告書を出すまでやるのですが、案外1件に関わる人が多い、という特徴があるのです

  • 依頼者

  • 現場マネジャ(日程を決める人)

  • 作業担当者(実際に作業する人(報告書書く人))

  • 計測担当者(計測機材を手配して、当日計測する人)

  • 手配担当者(部品や資材を手配する人)

  • 実施責任者(作業担当者と連携して、作業内容を確認する人)

などなど(実際の名称は異なります。ごめんなさいね)
それぞれの担当者には持ち場立場があるので、同じ伝票でも注目する項目が異なります。全員が全部を事細かに見てなかったりします。
おもうにどんな組織でも似たようなことはあると思っていて、日程を管理する人は日程が気になるし、実際に作業するひとは作業内容が気になるし、経理担当はコストが気になる。はず。
つまり、1枚の依頼伝票には色んな情報が入力さrていて、その情報は持ち場立場に応じて重要な箇所が異なる。
これは悪いことでもなんでもなく、持ち場立場とはそういうものだと思っています。

電子カルテによく似ている気がする

医者に行くと、診察券に紐づいたカルテが作成させるはずです。患者の個人情報に始まり、現在までの受信歴や診察内容など。
これが私の作業依頼への対応によく似ているように感じるのです。
お医者先生は過去の受診歴や問診内容から、診察をしたり検査オーダーを出しタリします。
レントゲンやMRI、CTを扱う検査技師の人は、オーダーに従って診断に必要な検査結果が出せるように、知識と技術を総動員して患者さんの状態がわかるように検査する。
看護士さんもバイタルを取ったり必要な医療器具を準備したり、本人確認したりして患者とお医者先生と一緒に行動したり記録したりします。ボールペンで手に血圧かいて、あれもカルテに正しく記入される。
医療事務の人だって診療点数を見て、正しく請求するための手続きをしている。
きっとこれ以外にも、沢山の人がカルテを見て、必要な情報を正しく処理してくれるから、患者は安心して医療をうけることが出来る。

自分の困りごとに上手に取り組んでいる人達はきっといる

「自分達のやっていることは特殊だから」を言い訳にして、複雑なものを複雑なまま扱うことを容認してしまったり、デジタル化を拒否したり、時間がかかることを当たり前だとおもってしまったり、どうかしていると自分達が特別だと思い込んでしまったり。
でも、きっとそうじゃない。
複雑なら複雑になっている理由があるだろうし、間違いが起こると困るのであれば間違えないような工夫や間違いに気づきやすい工夫があるし、顧客に見せなくないのであれば顧客から見えないようにする工夫とか、世の中には自分達が気づかない工夫をされていることがたくさんある。

他業種の展示会にも行く意味がきっとある

自業種の展示会に行く人は多いと思いますが、自業種の問題点ってば似たような問題定義と似たようなソリューションで、「なんとなくわかったような気になってしまう」問題があるんじゃないかと思っています。
そんな時こそ、他業種の展示会に足を運んで「どこかに共通項はないだろうか」「自業種と全く違うアプローチにヒントはないだろうか」と見て回るのは割とオススメです。オススメですが、出張申請が通らないことがまあまああるので、都会に住んでいる人は自腹でもふらっと行けていいなあ、と無いものねだりをすることがまあまああります。

よく見ないと気づけないことが沢山ある

「規格外野菜」とか色々言われるけど、規格があること自体はとても合理的で、規格に乗っ取って効率が良くなるように物流や販売が組まれている。規格外が流通に乗らない(割に合わない)のはちゃんと理由がある。
そこに仮説を立てて丁寧に確認して、自分のなかで納得できる解像度を持てるかどうか、が「よく見る」ということなんだと思う。
「よく見る」のに必要なのは虫眼鏡だけじゃない

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