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エレベータピッチ(73/100)
はじめに
スキマです。note100記事に挑戦しています。師匠に教わったことを紹介します
師匠の一言
「問題なんてもんは、解決できる権限を持ってる偉い人のところに説明に行っただけで、半分は解決する」
私の勤務先は、人も部署もワンサカありまして、偉い人はべらぼうに忙しくしています。かろうじて課長は同じ事務所に席がありますが、その上の次長や部長に至っては姿を拝見するのが年に1回あるかないか、みたいなレベルです。
師匠は、偉い人の僅かな空き時間に報告をねじ込むが得意な人でした。いまだにあのテクニックは謎です
で、「そんなに困ってるなら次長(or部長)に聞いてもらったらどうだ、3分しか時間貰えないけども」
こうなります。
エレベータピッチ
エレベータの到着を待っている一瞬の隙をついて、アイデアや商品、自分自身を極めて短時間に売り込むエレベータピッチというプレゼン方法があります。
もともとは投資家に感心を持ってもらいたい起業家が捻りだした作戦のようですが、長短時間で目的を伝えるのは、なかなかに難易度が高そうです
自分が何に困っているか短時間に説明するには工夫が要る
「困っています、助けてください」だけでは1/3どころか1mmも伝わりません。
自分がどういう持ち場立場の人間で
どんな状況にあってどう困っていて
どんな支援を必要としているのか
を可能な限り明確に、シンプルに伝えなければなりません
工夫するには「よく考える」必要がある
ここがミソです。伝え方を工夫していく中で
自分が理解していること
自分の周囲が理解していること
偉い人に理解してもらいたいこと
が完全に一致することはありません。なので、取捨選択や擦り合わせが必要になるのです。
この取捨選択をしているうちに、「あれ、これって自分の思い込みでは?」となることがあります。そういうときは現地現物でもう一度「そういう視点で良く見る」と手がかりが得られることが多いです
たまによくあること
そうやって、偉い人への説明の仕方を工夫していると、
「あれ、この問題って、AとBに分解できるんじゃね?」とか
「あれ、この問題って、Cの問題じゃなくてDで工夫できるんじゃね?」
などと、偉い人に説明するまえに解決の糸口が開けたりしてしまうのです。
よく見て、よく考える。
自分の中だけで結論を出さずに、アウトプットしてみる。
きっとこれが「チャンスを捕まえるための全力タックル」の筋トレなんだと思うのです