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さっさとやる方法(80/100)

はじめに

スキマです。note100記事に挑戦しています。今日はちょっと調子が出なかったので、調子が出ないなりにどうする、というお話。

製造業の現場作業員は

製造業の現場作業員を30年以上やっています。配線とか溶接とかします。

所謂、ライン作業では

製造工程、1日に何百個も作るような場合は、製造ラインが用意されます。
最終製品そのものを作るメインライン、メインラインに半完成部品を供給するサブラインがあります。
メインラインもサブラインも経験したことがありますが、ある程度以上工程に習熟すると
「頭の中が空っぽでも身体が勝手に動く」状態になります。
一定のリズムとテンポで作業が進みます。
機械の騒音が大きい場所では、歌いながら作業したり、映画のシーンをできるだけ正確に思い出しながら作業したり、コンビニのお菓子棚を正確に思い出して、帰りに何を買って帰ろうか見当したりします。
(余談ですが、この「店の棚を覚える」練習のお陰で、イベント対応で死ぬほど働かされた際、午前5時まで営業している某ディスカウントショップの棚を覚えて「あ。この部品なら明日の朝までに準備できそうだ」と判断できてとても便利でした。ノイズに強いシールド線が必要なら、3c2vのTVアンテナ線で代用できる、など)

ライン作業以外の場合

ラインで淡々と大量生産しない場合、淡々としない作業が押し寄せてきます。不具合対応、資材の補充、書類仕事、問い合わせ対応、上司の「あれどうなった?」などなど。
こういった所謂「割り込み」によって頻繁に作業が中断します。
(かつては中断中に工具や機材を適当に放置して持ち場を離れて上司に怒られたりしましたが、様々な失敗や経験の結果、作業中はハチャメチャに乱雑でも、作業後にはある程度整った状態で作業を終えられるようになりました)
なので、日ごろから「中断要請に対応できるように、作業を極力細切れにする、細切れにできない作業の時は割り込みを拒否するか割り込みされないようにあらかじめブロックしておく」などの工夫が必要になります。

作業開始のテンポが悪い私の場合

私の場合、通常の作業開始であれ、割り込み対応後の復帰であれ、作業の取り掛かりがあまり良くない、と自覚しています。
具体的には「さて、どうしようかな」で決めきれなくなってしまい、今のうちに、とトイレに行ったり飲み物を買いに自販機にいったり、と余分な時間をつかってしまいます。
まとめて印刷すれば1回で済むものも、思い出しては印刷してプリンタまで取りに行って、紙を見てから別のものを印刷するのを思い出し、また印刷してプリンタまで、と無意味な往復をしてしまったりします。
(ちなみに印刷しで取りに行かずに放置すると、他の人が間違えて持って行ってしまったり、機密保持の関係で怒られが発生したりします)

作業時間の予測は訓練できる

30分で終わると思って11時30分に初めて、昼休みになっても終わらない、というのは割と最悪です。
お昼休み前は全員お昼休み前なので、手伝ってくれる人を探すのも大変ですし、現場によっては「省エネです」と時間と同時に無慈悲に照明が消されたりします。
そうやって人は大人になります。つまり午前中に区切りの良い状態まで持っていく、という基本技能はこうして磨かれますし、磨かないと昼休みが減ってしまうのです。

時間を区切るために段取りをする

もちろん、書類作成など段取りがしにくかったり、段取り通りにならないことが多い作業も多くありますが、最初から丁寧に書かずに、メモ書き→箇条書き→アウトライン→本番、という段階を踏むなど対応しておくと、途中で一旦その場を離れても、戻ってきた時に速やかに作業が再開できたりします。
プラモデルの作成でも一緒です。組み立て図は、細かく順番が分割されているので、途中で止めても再開しやすいような工夫がされているのです

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