夏の置き手紙
夏の置き手紙、最近で一番気に入ってる歌詞。
これの最初の詩は19くらいの頃に網戸で扇風機回しながら寝てたら朝超寒くて起きた時に降ってきた、朝露みたいな詩の断片が元になったはず。よく覚えてない、責任なんか取りたくないから詳しくは当時の俺に聞いてください。
季節をこねくり回すの大好きだけど、夏の詩は書いたことない気がする。これなんかタイトルに「夏」って堂々と入ってるけど夏って感じじゃないよね、俺もなんの季節かはわかんない。暑いようでそうじゃない気もするし、秋っぽい言葉いっぱいあるけど、なんか湿ってるし、よくわからんですね。そして、夏のことも書いたことある気がしてきたし結局のところ闇の中だわ、心の中に肝試し行こうね。
夏生まれだけど、夏は死者の季節だとよく言うからあんまり好きじゃないのかも知れん。いろんなものが腐ってくしなんかダメになっていく感じするよね。森田童子なんか真夏の夜に聞くとほんとダメだよね。関係ないか。ロックンロールは夏とかも結構どうでもいい。
【夏の置き手紙】
秋風は網戸を超えて
肌寒さと目を覚ました
枕元に夏の置き手紙
訳知り顔の扇風機
思い出を映す映写機みたいに
一人ぼっちで回ってる
キリギリスが鳴くように
また大事なものをなくした
瞬きより長い一瞬の中
飽きるまでずっとここにいるよ
鮮やかに紅葉雲は浮き
頼りない日々は過ぎて行く
蚊帳の中逃げまどうように
足音だけが響いてく
明日の意味見つめる風見鶏は
一人ぼっちで回ってる
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