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行政書士業務 賃貸借契約書作成業務について

こんにちは!
本日は行政書士が取り扱う契約書の代表例として、賃貸借契約について説明致します。

賃貸借契約とは、土地や建物などの物件を借りる際に、貸主(オーナー)と借主(入居者)との間で交わす契約です。この契約には、物件を借りるための条件やルールが詳しく記載されており、双方がそれに従うことが求められます。例えば、以下のような内容が含まれます。

• 家賃:毎月支払う金額
• 契約期間:どれくらいの期間借りるか
• 修繕の責任:物件に問題があったときに誰が修理するのか
• 退去時の条件:退去する際のルール(例:何日前に通知するか)

この契約は、借主と貸主がトラブルを避け、スムーズに物件の貸し借りを行うために非常に重要なものです。

では、どのように行政書士を活用するのか、貸主(家主)と借主(入居者)にわけて、説明します。

行政書士が役立つ場面

行政書士は、賃貸借契約に関連する書類の作成や法的アドバイスを行う専門家です。貸主も借主も、以下のような場面で行政書士を利用することができます。

貸主(オーナー)の場合
  1.契約書の作成
貸主が借主と結ぶ賃貸借契約書を、法的に問題のない形で作成します。家賃や修繕費の負担など、契約内容を明確に整えることができます。

2. トラブル対応
家賃の滞納や契約違反があった場合、行政書士は内容証明郵便の作成を代行します。これにより、正式な手続きを踏んでトラブルに対応できます。

3. 契約解除や更新のサポート
契約の解除や更新を行う際、書類作成や法的アドバイスを提供します。

4. 公正証書化の支援
賃貸借契約をより強力にするため、公正証書にする手続きのサポートをします。これは特に賃貸契約の履行を確実にしたいときに役立ちます。

借主向けに行政書士ができる業務は、以下の通りです。

1. 賃貸借契約書の確認
行政書士は、借主が契約を結ぶ際、契約書の内容を確認し、不利な条件や問題点がないかをチェックします。特に、敷金や修繕費、更新料など、借主に関わる重要な項目を法的に解説し、安心して契約を結べるようサポートします。
2. 内容証明郵便の作成
退去時に敷金が返還されない、修繕費の請求に不満がある場合など、トラブルが発生した際に、貸主に対して内容証明郵便を作成し、正式に通知を行うことで法的手続きを進めるサポートをします。
3. アドバイスの提供
賃貸借契約に関する法的なアドバイスを提供し、契約やトラブルの対応について借主が適切に判断できるようサポートします。

まとめ

賃貸借契約作成にあたり、行政書士を利用することで、コストを抑えつつ、契約書の内容を法的に問題がないか確認し、不利な条件を避けることができます。裁判や紛争がない段階では、弁護士でなくても、行政書士で十分対応可能なため、気軽にコストを抑えて法的内容の確認を依頼することができます。

次回も行政書士が関わる契約書作成業務を配信します!お楽しみに!

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