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「地方自治法」"地方自治の原則"と"地方公共団体の構成"に関する肢別問題10選

以下は、「地方自治法」"地方自治の原則"と"地方公共団体の構成"に関する肢別問題と解説です。


問題1

以下の記述について、正誤を判断しなさい。

憲法第92条では、地方自治の基本原則として「住民自治」と「団体自治」の2つが規定されている。

解答:誤
解説:
憲法第92条は「地方自治の本旨」に基づき地方自治を保障することを規定していますが、「住民自治」や「団体自治」という具体的な用語は記載されていません。これらは学説上の整理です。


問題2

以下の記述について、正誤を判断しなさい。

普通地方公共団体は、都道府県と市町村(市、町、村)から構成され、特別地方公共団体に分類される広域連合は含まれない。

解答:正
解説:
普通地方公共団体には、都道府県と市町村が含まれます。一方、特別地方公共団体には広域連合や特別区などが含まれます。


問題3

以下の記述について、正誤を判断しなさい。

地方公共団体の首長には、地方議会の議決を拒否し、再議を求める権限が与えられているが、議会が再可決した場合、首長はその決定を再度拒否することができる。

解答:誤
解説:
地方議会が再可決した場合、首長はその決定を受け入れる必要があります(地方自治法第177条)。再拒否は認められていません。


問題4

以下の記述について、正誤を判断しなさい。

地方議会には、条例を制定する権限があるが、特定の条例は国会の承認を得なければならない。

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