生命保険に加入する考え方
Twitterで保険に入るか考えてる方がいたので、民間の保険に入るときのチェックポイントを書いていきます。
注:FPや元生命保険の募集人として経験してきたうえでの個人的な考え方です。
①家族構成
家族構成によって加入した方がいい保険は変わってきます。
例:独身の時は生存保障の保険がいい。死亡保障はなしor少額でよい
②収支
そもそも収支が赤字だと掛金を払えません。(当然ですねw
加入するにしても続けられなければ意味がありません。
③資産負債
資産負債のあるなしで、保障額が変わってきます。
10億円とか現金を持ってるなら保険はいらないです。
ただし、負債がある場合は話が変わってきます。
特に個人事業主で負債を抱えてる方は保障を厚くしておくべきです。(死亡保障・生存保障共に)
④社会保険の加入状況
社会保険(公的年金・健康保険)の加入状況で保障額が変わります。
日本は国民皆保険(年金・医療・40歳以上は介護も)です。
自分の加入している社会保険が保険の基礎であることを認識してください。
社会保険でいざというときにお金が不足するから民間の保険に入る、という流れになっていることをお忘れなく。
⑤健康状態
基本的に健康でないと加入できません。
自分より上の世代(父・母・祖父母)の健康状態もチェック。
→がん家系、糖尿病家系等があれば自分もなるかもと思っておくこと。
⑥「保険」で得しようと考えないこと
「保険」はあくまで保険です。いざというときのセーフティーネットです。
得をしようとする(元をとろうとする)と、自分の目的と違った保障に加入することになるかもしれません。
⑦募集人は信頼できるか
保険の説明をしてくれる募集人は信頼できるかも重要な要素です。
あなたのために保険の説明をしているのか、募集人のノルマのために説明をしているのか…どちらがあなたのためになるのかは言うまでもありません。
◎信頼できるかのポイント
・会話のキャッチボールができているか
→言い換えると、一方的な説明になっていないか
・①~⑤の情報について募集人は質問してきたか
→①~⑤が不明な状態で、あなたに合った保険の提案はできません
・保険のメリットしか説明しない
→いいところだけしか説明しない募集人は、募集人自身のノルマor加入報酬にしか眼中にない傾向があります。
⑧給付の条件
「持病があっても入れる保険」というCMを見かけます。
「入れるけど、給付されるとは言ってない」
どんなときに給付されるのかは募集人に必ず質問しておきましょう。
ここで言葉を濁してきたら要注意です。
できれば具体的な数字や病名で話をしてください。
あとがき
パッと思いつくのは今のところこれくらいです。
家族構成やお金の状況、社会保険はひとりひとり違っています。
「友達と同じ保険に入ってるから大丈夫!!!」
とはいきません。
保険に入るときは見識があってかつ利害関係者以外の第三者に話を聞いてもらうことも、保険に失敗しない方法の1つです。
新生活が始まる2月3月4月は保険について考える人も増えると思います。
この情報が参考になれば幸いです。
Gyopi