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本気ですか?

昔から「社長」になりたいと思っていました。
その時の理由は幼く、「人に指図されたくないから」。

ただ、それが叶って会社を設立した時から倒産するまで、楽しい日を思い出すことは容易です。
約10年間、楽しく終わった日など両手で数えられるほどしかなかったですから。

思い出を悲観しているわけではなく、夢が叶った前と後では「続ける理由」が違ってきました。
「自分以外の誰かのため」という理由に。

あの頃は自分のためのものを買ったり食べたりしたことはほとんどありません。
カッコつけてるわけではなく、単純にそんな金銭的余裕がありませんでした。

「いかにスタッフ達を守るか」

その1点でした。

今思うに、多分「自分」を愛せない人間は「他人」を愛せません。
違う言い方をすると「自分」を見れてない人間は「他人」を見れてません。

今現在、僕は自分の「器」というものを広げる努力をしています。
あの頃には行ったことがない旅行に出かけ、神社にお参りをし、人にプレゼントを贈り、そして沢山「感謝」をする。
恥ずかしながら人としと当たり前のことをやってこなかった人生です。
それだけに「器」が広がる伸びしろがあると思っています。

今は、その多少は広がった「器」にたくさんの方が「応援」を入れてくれます。
そしてまたその器を広げるために「感謝」をします。

これはおそらく僕が会社経営で泣くほど失敗したから気づけたことだと思っています。

話は変わりますが、たまに「脱サラ起業」のご相談をいただくことがあります。
それ自体は良いことですが、僕のような「失敗」を経験したことがない方が上記のような「器」を意識することって、多分そんな簡単なことではないのではないかと思っています。

それこそ自ら今までの価値観を捨てる勇気があるのかどうか。
「自分が源泉」の意識を持てるかどうか。

言葉でいうと簡単ですが、それって多分結構厳しいことだと思います。
誰からも命令されない、守られていないということの孤独感は初めての方は結構キツいです。

それを踏まえた上で「本気」の方には、今は幸せを身体一杯で感じている僕からも「本気」でサポートさせていただきたいと思っています。

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