行仁の歩き方④上町編
地域おこし協力隊のにったです。
会津若松の中心街を南北に走る白河街道と甲賀町通りに挟まれた
「博労町通り」を中心に規則正しく道が並ぶ「上町」は、
「行仁町」の西隣に位置する文化と歴史の町です。
なんといっても「上町」のシンボルは会津の老舗酒蔵「辰泉酒造」です。
手造りの良さを生かして大量生産・大量販売の道を行かず
米と水と仕込みにこだわりを持った酒造りを今もやってるんです。
(あかん。そんなン聞いたら飲みたなってきた)仕事中やっちゅうねん。
幸か不幸か小売りはしていないとのこと。
購入できず肩を落としながら歩いていると目に入った看板が「酒は山内」。大きな倉庫のなかで仕事をしていた「山内商店」大将が
仕事の手を休めて親切に店内を案内してくれました。
(「辰泉」もおいてあるがな。今度一升瓶を買いにこよっと)
旨い日本酒を飲む姿を思い浮かべながら半笑いで歩いてると
今度は昔ながらのお風呂屋「竹乃湯」があるではないですか。
こちらは営業時間前だったため中に入れませんでした。
(あかん。風呂もまた入りに来なあかんがな)
スーパー銭湯もいいのですが
入口のレトロなたたずまいにはなんとも惹かれるもんがあります。
(それよりも。超音波浴場ってなんやねん?)
強力な音波を浴びせる人間洗浄装置に入れられたりして。
できれば都会で汚れた心も綺麗にしてもらいたいもんです。
さて。歩いていたらいつものごとく腹が減った。
昼食の時間やがな。
上町では元祖煮込みソースカツ丼の店「なかじま」が有名です。
夜の店はいろいろチャレンジする食通を気取るにったなんですが
実は昼食のときは愚痴ってばかりなんです。
「ラーメン店ばっかりやん」
「カレー専門店はなんでないねん」
「餃子には市民権がないんかい。ラーメンの子分ちゃうねん」
というわけで住宅街に突如姿を現した
8月にオープンしたばかりのお洒落な和イタリアン「菜EN」に入店。
ランチメニューの中から注文したのは珍しい「洋風親子丼」。
(親子丼が洋風ってどういうこと?)
あ。カルボナーラが卵っちゅうことか(それで食通を気取るな)。
おっしゃれぇ。
もちろん夜のディナーもやっており
ワインや日本酒もかなりそろえてあります。
いつものラーメンやソースかつ丼ではない昼食に満足した後はーー。
2年前に八角神社に合祀されたという「津島天皇社」にお参りして
文化と歴史(そしてお洒落イタリアン)の町「上町」をあとにした
行仁地区を歩きまわる地域おこし協力隊にったでした。
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