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地域おこし協力隊員出張に出る

地域おこし協力隊のにったです。

普段は会津若松市行仁地区を中心にまわり、
行仁まちづくり協議会」の業務をしてますが
たまに出張のため会津市内から出たりもします。
今回は「復興支援員等交流会」参加のために
浜通りの浪江町へ出張しました。
バスと電車を乗り継いでの移動ですが
同じ福島県内なのに5時間かかるとは……
大阪人の概念からは驚愕の移動時間です。

請戸川を優雅に泳ぐ白鳥

いま活動している行仁地区の町中を歩いていても
景色に大きな変化はありませんが
浪江町には風光明媚な風景が広がります。
会場となる「道の駅なみえ」の前にある
ラッキー公園沿いに流れる請戸川では
白鳥がたわむれる姿が見られました。

さて。
福島県内の復興支援員地域おこし協力隊員
25名参加しての交流会はたっぷり4時間行われました。
(希望者はその前に一時間の昼食会もありました)

発表者5名がそれぞれの活動を報告

交流会に参加することで
復興支援員地域おこし協力隊のみなさんが
福島県復興のために知恵を絞り
汗を流していることがよくわかりました。
そして誰もがそれぞれの地域の住民の方と協力して
地域をよくしようと活動しているのです。

そんな活動発表の中で聞き入ってしまったのが
福島県避難地域鳥獣対策支援員
リーダーとして活動する若月将平さんのお話です。
若月さんは鳥獣対策に関しては何でもやるそうで
いまは南相馬市高倉地区からの相談を受け
ニホンザルの群れを調査しているとのことです。
対策のため市や地域のかたがたと連携し
捕獲した猿にGPS首輪をつけ位置情報から出没図を作成。
出没や被害状況を把握し
捕獲事業のほか出没多発地帯の果樹の伐採もするそうです。

猿の群れが悪質化していると言う若月さん

「お婆ちゃんがよく襲われるのはなぜ?」の質問には
「猿は相手が怯えているのがわかるんです。
だから大人の男性が何人か一緒になって
お婆ちゃんも恐いと思わせればいいんです」
と傾向と対策まで丁寧に答えてくれました。
地域活動の優良事例として他地域へ展開したい、
市内での事業活動の定着を目指したい、
最後にそう熱く語った若月さんでした。

3チームに分かれてのグループワークでは
行仁まちづくり協議会」の活動に役立てようと
田村市で活動する復興支援員桑原祐子さんの
「交流会の在り方を考えたい!」グループに入りました。
そこでは移住した女性ゆえの悩みが聞けましたが、
女性の地域活動への取り組みに関する議論のなかには
行仁地区で活かせることもたくさんあったのです。

グループワークのあとには交流会で情報交換

5名の発表者の活動報告や情報交換会からは
地域の活性化や課題解決へ向けてのヒントを
たくさんいただくことができました。
非常に有意義な浪江町出張での交流会でした。

最後に記念撮影

いつかは胸を張って行仁地区の活動を報告できるようになりたい。
そんなことを思いながら家路についた地域おこし協力隊員です。
はてさて、いつになることやら。

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