行仁の歩き方⑩桧町編
地域お越し協力隊のにったです。
行仁地区には全部で13の町があります。
そのなか2桁目の記念に歩いたのが「桧町」です。
ここのところ地域内のどの町を歩いても
昼食スポット探しに苦しんできたんですが
この町にはなんと大型チェーン店含めて
飲食店が6軒もあるんです。
ここぞ行仁地区のレストランタウンなのか。
いやいや。
強調したいのはそこではなくてーー。
桧町は「東部公園」で始まり「東部公園」で終わる。
そういっても過言ではないでしょう。
地域が誇りにするシンボル東部公園があるのです。
公園内には緑が生い茂り今の時期は紅葉も見事です。
小鳥のさえずりとゲートボールを楽しむ高齢者の笑い声が響き
野球場では子供が野球を楽しむ姿がよく見られるそうです。
そういう日常の風景もほのぼのしていいんですが。
なんといってもここで強く言っておきたいことは、
東部公園では行仁地区の「歳の神」が行われていることなんです。
会津地方伝統の火祭りである「歳の神」ですが
街中ゆえの課題もあって消えていく地域も多いとのこと。
それが今も変わらず続いているのが桧町です。
町の真ん中に広がる野球場を見ながら想像する焚き上げ。
神棚にお飾りしたしめ飾りなどをお焚き上げして
歳神様を天にお送りするのが焚き上げなんですが
この歳の神の火にあたると、病気にならないとも言われます。
ああ。
なんとかして歳の神に参加したい。
そんなことを思っていたらランチタイムでした。
うれしいことに桧町では昼食選びに困りません。
今までラーメンやソースカツ丼が多かったので
6軒ある店のなかから選んだのはインド料理店「ラグパティ」。
会津では珍しいカレー専門店にテンションが上がった大のカレー好きは
2種類のカレーとサラダ、サフランライス、ナンとタンドリーチキンの
贅沢なランチセットで昼食を腹いっぱい満喫しました。
帰りはインドのデリー出身のスタッフが笑顔で見送ってくれました。
新しい住居が立ち並ぶ桧町をあとにしようと歩いていると
なんとも懐かしさを覚える魚屋を見つけました。
お店で働くお父さんとお母さんから聞くと
行仁町で魚屋はここ一軒と笑顔で教えてくれました。
盆地である会津で新鮮な魚を食べれる幸せは佐藤魚店あってのこと。
なんて感謝の挨拶といっしょに自己紹介もさせていただきました
(危うく不審者に間違われるとこだったのです)。
いやあそれにしても。
何回でも言わせてください。
歳の神に参加したい。
もし開催されるときは、行仁まちづくり協議会のひとりとして
少しでも力になれたらなぁ、と思っています。
4月から会津若松に住む地域おこし協力隊員にとって
6月の協議会設立以来の一番大きな催事がやってきそうです。
ああ待ち遠しや「歳の神」の気分です。
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