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いのきはどこだ?(行仁地区番外編)
会津若松市内の「行仁地区」が
地域おこし協力隊着任以来の担当地域です。
今回は行仁地区ではないんですが
「行仁まちづくり協議会」の活動のヒントを探したく
すぐ近く「東山地区」の東千石にある「ひのき薬局」を訪れました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737964987-CBhmkLoubSn5Avp4IGQP0OdR.jpg?width=1200)
芝居などで「ひのき舞台」とは、自分の晴れの姿を見せる場を言います。
だから以前舞台の仕事をしていた協力隊員は
建物を見た時からひのきの言葉とともに
なんとも晴れ晴れとした気持ちになりました。
もちろん
ひのき薬局は薬剤師や管理栄養士らが勤務する薬局です。
ところがそれだけではありません。
晴れの薬局には行仁まちづくり協議会が目指すべき姿があるのです。
それはーー。
![](https://assets.st-note.com/img/1738131189-oSUT2XrwlsmCGjZK9q4tMxcV.jpg?width=1200)
①地域のつながりを感じる場
②世代を超えた交流の場
③ふらっと立ち寄れる憩いの場
としての「社会的健康」を実現する場です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738131248-VHlqicBrv5GUzfMeKRaEW8Q1.jpg?width=1200)
薬局なので処方箋に基づく調剤を行うのは当然ですが
それだけではなく「ひのき薬局認定栄養ケア・ステーション」として
栄養指導や調理教室、栄養談話などが行えるスペースもあるのです。
驚くのはそれだけではありません。
なんといっても図書館を併設し
自由に閲覧するための床暖房付き小上がり、
カウンターと椅子のフリースペースも設けてあるんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738131236-1adoJ5uiXGn93ZreNY70s4qT.jpg?width=1200)
ウッディな本棚には現在は800冊ほどの本が並び、
今後は「一箱本棚オーナー制度」なども導入する予定です。
オモシロそうな本が並んでいるのを見ていると
ひときわ多いのが「東野圭吾」の著作本です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738131306-JBsAFQlm4gbGT3UKjD8nptRI.jpg?width=1200)
実は東野圭吾さん
大坂出身地域おこし協力隊の高校の先輩なんです。
今では母校の誇りです。
そしてもちろん
面白い本をそろえることも大事ですが
素晴らしいのがなんといってもスタッフのホスピタリティ。
スタッフの側に訪れる人をもてなす心がないと
いくら楽しい本がたくさんあっても
それこそ宝の持ち腐れですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1738361489-RsYt9bJvom5rTnLZ8DOe0Hjk.jpg?width=1200)
世代を超えた人がふらっと立ち寄れて
地域のつながりを感じることができる交流の場、
ひのき薬局が目指す
「社会的健康」の実現は遠くないような気がします。
さて。
それでは最後に昭和のプロレス好き協力隊員からのアドバイス。
スペイン語では「H(エイチ)」は発音しません。
だから会津若松を歩いてるとき
ご機嫌斜めのメキシコ人覆面プロレスラーから
「イノキハドコダ?」
と尋ねられても慌てる必要はありません。
覆面レスラーはアントニオ猪木の延髄蹴りを受けて
機嫌が悪いわけではありません。
おそらく訊きたいことは、
「『Hinoki』はどこですか?」なのです。
おそらく頭痛ですぐれない表情なのかもしれません。
だからそんなときは親切に「ひのき薬局」を案内してあげましょう。