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行仁の歩き方⑨馬場本町編
地域おこし協力隊のにったです。
昼食がとれる飲食店はたった一軒。
それなのに行仁地区の西端にある「馬場本町」には
それほど広くない町内にお寺が五寺もあるんです。
なんとも歴史を感じれる町ではないですか。
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馬場本町にはお寺が多いだけではありません。
妙法寺には今も旧日新館の遺構の石橋が残ります。
さらに歩いていると古峯神社跡の石碑なども姿を現します。
さらにさらに、自然景観指定緑地「妙法寺のケヤキ」は
思わず足を止めてしまうほどの存在感です。
この大木は、過去から現在に至る行仁地区の歴史を
いったいどれほど長い間見てきたんでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1730856608-uv6XrqBMHgs2pniIbjZ9Eo81.jpg?width=1200)
過去から現在へと縁をつないできた
行仁地区の人々の暮らしを見守ってくれているのが
大通りから入った路地にある「実相寺」入口に立つ親子のお地蔵さん。
道行く人を見守る目の優しさと福耳の豊かさよ。
これこそ「福耳の中の福耳」と呼ばしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1738033716-Ai68o0rGZOFtkwT7LMUhXua3.jpg?width=1200)
(なんか幸せになれそうやなぁ)
そんな福耳に触りたくなる気持ちを抑えていたら
幸せを味わうべく昼食の時間がやってきました。
かわいい豚のキャラクターに惹かれて入ったのは
馬場本町で昼食がとれる唯一の飲食店である
「担々麺とお肉の会社みなかわ」です。
近くの本町で長く営業していた歴史ある「皆川食肉店」が
馬場本町に移転してリニューアルしたお店です。
壁に貼られた手書きの日替わりメニュー
「お母ちゃんのチキンカレー」にかなりそそられはしたのですが
(そもそもメニューのすべてにそそられたんですが)、
一番食べたくなったのは黒ごま担々麺です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730949378-3dL5mubCKogHSVJkhzy6E9NX.jpg?width=1200)
いやあ上手いのなんのって。
さすが店名に「お肉の会社」と入るだけあります。
会津に来て初めて会った旨い豚ひき肉の担々麺に
おなかいっぱいに満たされたのはもちろんですが、
それよりも厨房で黙々と働く店主さんの後ろ姿と
お母ちゃんと娘さんの満面の笑顔に満腹になったとさ。
(お母ちゃんのチキンカレーも食べたかったなぁ)さて次来たときには何を食べようかな、なんて考えてるとーー。
おや。
なぜこんなところにという予想外の場所に
「KITCHEN&CRAFT-KAN」なる看板を見つけました。
その飲食店らしき「かしわ木」の入り口には
商い中の立て札がぶら下がってます。
ところが扉のなかから聞こえてくるのは
真昼間には似つかわしくない陽気なカラオケの歌声です。
会津に腰を落ち着けてから間がないにったは
へっぴり腰のままかしわ木に腰を下ろすことができず
入店するのを尻込みしてしまいました。
それにしても、まだまだ底が深い行仁地区。
ケツの青い会津生活未熟者には
簡単に歴史の全容を見せてくれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1730871342-iwI6T1kp0P3HVMAGcl9OdfZb.jpg?width=1200)
歴史を感じれる町とか言いながら
結局なんにも歴史を感じれなかった
感受性貧しき協力隊員でした……