記事紹介:教員の働き方改革 #2
こんにちは!髙木 咲希(ぎっさん)です。
今日は昨日に引き続き、記事を読んで学んだ「現場を巻き込むコツ」についてまとめていきます。
昨日の繰返しにはなりますが、記事から下の3つをポイントとして抜き出してみました。
・全てを変えるのではなく、一部の取り組みから変えていく
・行うことにメリットが感じられる点から変えていく
・トップダウンで導入する
上記の中から「行うことにメリットが感じられる点から変えていく」について詳しく書いていきたいと思います。
読んだ記事はこちらです。「小さく始めて繰り返す」という業務ハックの考え方と同様の思考を持った進め方だなぁと感じました。是非ご一読下さい。
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記事では紙の配布物を廃止し、教師と生徒・保護者間の連絡のやり取り全てメールに配信に変える際にまず、電話連絡網を緊急時に一斉連絡が取れる体制を整えるという目的で廃止することから始めたという取り組みについて書かれていました。
これは業務ハックの前提条件として抑えとくべき考えだと思うのですが、「業務」は必ず動いています。故に、良くも悪くも既存の進め方で対応出来てしまうという状況にあります。
そんな状況下で人が新しい取り組みに移行するには「やらなくてはいけない」か「やることのメリット」を感じられる必要があると思います。
「やらなくてはいけない」状況の良い作り方ついては昨日書いた記事がその内容ですので是非ご覧ください。(このnoteの1番下に載せておきます。)
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行うことにメリットが感じられる点から変えていく
「行うことにメリットが感じられる点」は探すことで見つかることは勿論、味方を変える事で見つけられると感じています。
今回の記事の例を元に考えてみました。
電話連絡網を「緊急時に一斉連絡が取れる体制を整える」という目的で廃止、メールに配信に変える
この説明であれば必要性を感じますよね。 これが下の説明だったらどうですか?
電話連絡網を「紙に印刷し配布する手間を省く」という目的で廃止し、メールに配信に変える
「メール配信に変える為の準備の方が手間では?」と言われかねないなぁと感じます。
「全てのやり取りをメール配信にかえ業務効率をあげたい」が率直な思いだったとして、それは仕組みを考える側の思いであり実施する側とはずれがあって当然です。
「同じ取り組みでも見る方向を変えてみると、見え方が変わってくる」ということを踏まえ考えてみると、推進者と現場とで対立が生まれない業務ハックが出来るのではないかと感じました。
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「働き方改革」という表現は制度を大きく見直すイメージが私にはあるのですが、業務を整えた先に変革はついてくるものだと改めて感じました。
実現可能な「働き方改革」としてより多くの人が業務ハックに興味を持ち取り組んで頂けると嬉しいなと思いましたし、そうなるように私も活動を続けていきたいと思いました! 以上です。 では〜。
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合わせて読んで頂きたいnote
前述の「やらなくてはいけない」状況の良い作り方について書いています。