小6からはじめた中学受験 理由は…2つ(前編)
20年以上も撮り溜めた写真の整理をしながら子育ての記憶を辿っております。すると小6の頃の写真が少ないと気付きます。超短期決戦型の中学受験をさせたからでした。今回はそのお話です。
ことの発端はママ友たちとの会話
小6の4月でした。ママ友達と次の話題で盛り上がります。
『中学生になるといよいよ毎日のお弁当作りが始まるな 』と。
以下は要約になりますが
~ お弁当を用意できない日は、登校してから昼食の申し込みが出来るそうでです。ただしそれは、冷たくて・量が少なく・あまり美味しくない ~
むちゃくちゃ貴重な情報です。感謝しています!!!
地元の中学に給食が無いことは知っていましたが、『忙しい』を言い訳にあまり深く考えていなかったのです。とても大切なことなのに…。
でもママ友とのおしゃべりを機に『中学のお弁当』について、真剣に向き合うことになります。
当時の日常
私たち夫婦は共に会社員です。一人息子と合わせて3人家族。
実を言うと当時の子育ての記憶はとてもぼんやりしているのですが、子供が起きるより先に出勤し、子供が寝てから帰宅する…
既に小学5年生頃にはそんな日が週に数回あったと思います。
ひどい親です。寂しかったでしょうね。本当によく頑張ってくれました。
そして食事は…
朝食・夕食+おやつ(長期休み中は昼食も)の準備とメモを残して出勤していました。特に夏は室温も高いので食材が傷むのが心配です。なので下ごしらえした物すべて冷蔵庫に入れてしまいます。
それを子供は一人で調理してくれました。ごはんも炊いてくれました。当時からガスコンロも電子レンジも炊飯器も、夫より上手に使えました。(偉い!)
なので私が帰宅すると、キッチンはいつもぐっちゃぐちゃでした…こんな毎日で既に疲弊していたと思います。
(週に1回おばあちゃんが夕飯を作りに来てくれていたのが本当に助かりました!)
子供がこんなにも頑張っているのに受験勉強までさせるなんて、鬼ですね…
お弁当問題
Q1)私が毎日お弁当を用意することができるのでしょうか?
A1)出来ません(仕事が忙しく日常の食材調達も難しいことが… 朝早い日もあるので… 言い訳はたくさん用意できます )
Q2)夫にもお弁当作りをお願いできますか?
A2)出来ません(寝に帰ってくるだけの仕事人間なので… そもそも戦力外です)
Q3)中学で用意された昼食を子供が残さず食べられると思いますか?
A3)思いません(味に敏感な面倒な子です)
Q4)子供が昼食に十分な量を食べられないとどうなりますか?
A4)不機嫌になります(食べ盛りの男子です)
子供が中学生になるってとても大変なことなのね、、、どうしようか…
☆☆ ひらめきます ☆☆
食堂のある中学校に通わせよう!
中学受験した理由1
そんな訳で、中学受験をした1つ目の理由は、
【中学校入学後の毎日のお弁当作りに不安があった】ということでした。何とか食堂のある学校に通ってくれたら助かるなぁ…
同じ理由で中学受験をされた方はおられますか?
志望校の決め方
志望校は大事です。とりあえず検索…
こちらの条件は2つだけ
1)美味しい食堂があること
2)自宅から遠くないこと
見つけました。中高一貫私立校です。自宅から30分!近いです。
合格しないと通えなというのに、とりあえず食堂を見に行こう!という厚かましさ。すぐに試食に行ってきました!
☆☆☆美味しかったです!! 志望校がきまりました!
塾問題にぶち当たる
塾に行かないと中学受験は出来ないだろうと、それくらいは知っています。入塾テストがあるのも覚悟の上で、とりあえずは予約もせずに子供と二人でふらりと大手塾を訪ねました。
受付で「入塾希望です」と伝えると、学年を聞かれます。
「6年生です」
『!? 転塾をご希望ですか?』それとも『高校受験コースですか?』と。
「いえ、新規で中学受験です」
応対してくださった方のビックリされた様を思い出します。そして奥に居られた偉い人を呼んで来てくださいました。
『いまから中学受験対策をはじめられるのですか?
残念ながら小6の今からでは当塾では受け入れできません。入塾テストを受けられたとしてもちょっと… きっと他校さんも同じかと…』
概ねこんな感じの説明でした。
中学受験が大変だとは知っていましたよ。何となく知っていましたが、まさか塾に入れてもらえないとは…
世間知らずは怖いですね。あー恥ずかしい。
でも、こんなことで諦められません。
お弁当問題が解決していないのですから。
※その後近所の学習塾も訪ねてみましたが、中学受験対策はされておらず小学校の宿題を見守るタイプの塾でした…
こうなったら自力で目指すしかありません。
私の仕事が忙しかったのもあり(いつもの言い訳…)
塾問題で右往左往している間に夏休みになってしまいます…
学業成績にはじめて向き合う
小学校の成績は中の下ぐらいでした。良くはありませんよ。
でも成長過程で見せてくれた数々のエピソードから、地頭はいいと踏んでいました。親馬鹿ですね。当然そんなに上手くはいきません。
お勉強、、、キライです
我が家の日常は先に書いたとおり。ひどいものです。
なのでこの頃までは 成績が悪くても、宿題を忘れても、それほど怒ることはしませんでした…
中学受験した理由2
このままではダメだ
受験用の問題集を解き始めると基礎学力すらあやしいことに気付きます。特に国語の読解力・漢字・社会などの暗記系。受験どころか地元中学に進学してもしんどいのではないかと…。
今まで子供の学習について無関心だった事を反省しました。
今のうちにしっかりと学ばせなければ取り返しがつかなくなるかも…
それには明確な目標があった方がいい。あきらめずに中学受験をやり切ろう!そう思ったのが2つ目の理由(ステップ)です。
母にスイッチが入る!
国数理社すべての一番薄い問題集を追加で買い揃えました。
赤本も買いました。
ここから真剣に中学受験勉強に取組みます。(今まではなんやったんや…)
小6の夏休みは終わり秋の気配… 間に合うのでしょうか。
前編はここまでです。
後編はいよいよ合格に向けてどのような学習に取組んだのか
追い上げが凄いんです!
乞うご期待
~ 後編 公開しました! ~