京都読書『らくたび文庫28 京都の建築NAVI』(2008年、コトコト) 1月4日
『らくたび文庫28 京都の建築NAVI』(2008年、コトコト)を読んで学べたこと。その1
建築方式の変化
平安時代 寝殿造 京都御所など
鎌倉時代 武家造(寝殿造の簡素化)
室町時代 禅宗様式(禅宗の影響)
室町後期 書院造 足利義政、国宝・東求堂(同仁斎という書斎)
戦国時代 城郭建築
茶室 千利休、妙喜庵の待庵(たいあん)
※国宝の茶室は三棟のみ。待庵、犬山の如庵、大徳寺の密庵
江戸時代 数寄屋建築 桂離宮(装飾を排除した簡素な美しさ)
⇒ブルーノ・タウトによる評価で世界的に
明治時代 西洋建築 日本銀行京都支店(三条通)
建築の用語
・妻入:屋根棟と直角に面する壁に入口がある
・平入:屋根棟と平行にある壁に入口がある
屋根の形
・切妻造:屋根棟から両側に屋根がある。山形の屋根。2方向の勾配。
⇒切妻造の屋根には必ず切妻破風
・寄棟造:棟に向かって4方向の勾配。1本の大棟と4本の棟が必要。
・入母屋造:切妻(上部)と寄棟(下部)を合わせたような形。
⇒入母屋造の屋根には必ず入母屋破風
・宝形造:屋根の隅棟が屋根中央・頂点に集まる。
破風(屋根の妻側の造形のこと)
・唐破風:中央部が弓形。左右の両端が跳ね上がる。
・千鳥破風:三角形。屋根のどこにでも付けられる装飾。
建築用語は慣れないけど、わかると奥深い。
今日は6頁まで。