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「おんにこにこ その6」・・・ちりとてちん、とは何ぞや・・・。


「ちりとてちん」

朝ドラのタイトルにもなったから、御存知の方も多いだろうが、
東京では「酢豆腐」と呼ばれる噺。

「酢豆腐」では、豆腐を腐らせてしまった与太郎が、知ったかぶりの若旦那に食わせてやろうとたくらむ。若旦那は案の定「これは酢豆腐というものですな」と知ったかぶりをした挙句、腐った豆腐を食べる羽目になる。

上方では「ちりとてちん」。
話の筋はほぼ同じだが、腐った豆腐を食わせようとするのが旦那で、食わされるのがいつもお世辞ばかり言う出入りの男である。
「長崎名産 ちりとてちんというらしいけど、知ってるかい」と旦那が仕掛けるところから、演目が「ちりとてちん」となった。
ともに知ったかぶりの様子と腐った豆腐を食べて苦悶する様子が見どころ。

ある研究熱心な噺家が、実際に腐った豆腐を食べたことがあるらしい。
結果は、三日間四十度の熱に浮かされ、約二ヶ月間温泉で療養したという。
実は私の友人にも似たようなエピソードがあるのだが、
近いうちに短編にして紹介したいと思います。

それにしても、食あたりは辛いですね。
最近は、原因がよく分からないで、突然具合が悪くなることも
少なくありません。
季節の変わり目、お気をつけてお過ごしください。

おわり


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