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玉堂デスヨ。

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癒しの日常と、気がついたあの事。人生が豊かになる一瞬。 怪談、恋愛以外の作品も。
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#秘密

「転居」・・・少なからずストレスや心配事があるものですね。

それでも新しい家は心をワクワクさせてくれます。 ところがそんな新しい家で・・・というお話…

夢乃玉堂
2か月前
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「旅先で喧嘩した時は」

旅先で喧嘩した時は最悪ですね。 以前、とある人と旅行に行った時、 原因も分からず、黙りこく…

夢乃玉堂
4か月前
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「美しい世界を堪能」・・・十八世中村勘三郎 十三回忌追善

十八世中村勘三郎 十三回忌追善 中村勘九郎 中村七之助 錦秋歌舞伎特別公演2024を観劇した。…

夢乃玉堂
4か月前
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「思い出を錆びつかせろ」・・・平和の為に。

短編「思い出を錆びつかせろ」 先年亡くなった祖父は、晩年孫の私を連れて 世界中の城郭の廃…

夢乃玉堂
8か月前
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「ザリガニ釣り」・・・分かってもらえるかな。

「ザリガニ釣りに行くぞ!」 その夏、3歳上の従兄のマサシが誘いに来ると、私の気分は落ち込…

夢乃玉堂
8か月前
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「トラウマの親子丼」・・・帰還兵のつぶやき。

私の父は、丼物が嫌いだった。 親子丼などが出ると、ほんの少しだけ手を付けて 「お腹いっぱい…

夢乃玉堂
9か月前
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神楽坂のコボちゃん伝説。優しさが滲みる雨の日。

先日、神楽坂に打ち合わせで訪れた。 お店がいくつか変わっていたが、 その温かな雰囲気は変わらなかった。 人々の心意気が分かるお話。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 飯田橋から神楽坂上に向かう中ほど、坂の傾斜が少しきつくなってくるあたりに小さな子供の銅像がある。 主張の激しい真っ赤な郵便ポストのすぐ横で、笑顔を忘れることなく行き交う人を見守っている。 これは、植田まさしさん原作の漫画「コボちゃん」の銅像。 作者の植田さんが神楽坂在住で、初回の原稿も神楽坂で描かれた

「風の噂」・・・風が強かった

ここしばらく、風の強い日が続いていましたが、 どうやら少し落ち着いたようですね。 と言う…

夢乃玉堂
9か月前
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「すり好みの顔・・・旅先で。

GWで色々なところに出かけた人もいるでしょうね。 そこで、ちょっと旅先で苦労したお話を。 …

夢乃玉堂
9か月前
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「凍り付いた男」・・・東北のある地域の怪談。

「凍り付いた男」*再録 東北の、ほとんど人の入らない人里離れた山の中に、こごえ滝という …

夢乃玉堂
11か月前
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「ひとり遊び」・・・超ショート怪談。息子が語るのは。

息子の祥太は一人遊びが得意だ。 夫婦共働きのため、家にいてもかまってやる時間が少なく、 …

夢乃玉堂
1年前
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「治安の体感」・・・

被災された方には、お見舞い申し上げます。 日本は治安が良いとよく言われる。 だが、それが…

夢乃玉堂
1年前
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「ないしょの円舞曲」・・・

「秘密(ないしょ)の円舞曲(ロンド)」   作 夢乃玉堂 木々の間を抜ける風が色づいた葉を揺…

夢乃玉堂
1年前
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「信頼は人の心を動かす」・・・旅で見つけた物語を紹介します。

弁慶と義経の話 平家の落ち武者の話や浦島太郎の伝説、弘法大師の話などは 日本中に残っている。 実は、歌舞伎などで有名な義経と弁慶の話もいくつかの場所に残されている。 これはもしかすると、地方歌舞伎などの影響かもしれない。(実際のところは研究者にお任せします) 『関守の思い・・・』 安宅(あたか)の関の関守、富樫泰家は、 怪しげな山伏たちの正体を見極めようとしていた。 兄である源頼朝から追われた源義経と武蔵坊弁慶の一行が、 奥州平泉を目指して、関を通り抜け